バースデーカード

2016年 日本 123分
rating 3.6 3.6
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「バースデーカード」のあらすじ

21世紀のキに、子どもと書いて紀子。いま、この時代に、確かに私という人間が存在した、という意味を込め、パパが付けてくれた名前です。 小学生時代のあだ名は「泣き虫のりこ」。引っ込み思案な性格で、クラス対抗のクイズ大会では、パパとママ、弟の正男と家族総出で協力してくれたのに、勇気が出せず一問も答えられませんでした。落ち込む私をいつも励ましてくれるのがママでした。優しくて、明るくて、そんなママのことが大好きでした。 このままずっと隣にいて安心させてくれる、と当たり前のように思っていました。10歳の誕生日までは・・・。 ママは病気に勝てず天国に行ってしまったのです。 ママと過ごす最後の年になってしまった10歳の誕生日。ある約束をしました。それは20歳を迎えるまで私たち姉弟に毎年手紙を贈ること―。 そして翌年、母がいない11歳の誕生日に、本当に手紙が届きました。 “11歳ののんちゃんへ これからのんちゃんが20歳になるまで、毎年手紙を贈るので楽しみにして下さい” 12歳の手紙には美味しいお菓子のレシピが書いてあり、クラスの人気者になれました。 13歳は学校をさぼって映画鑑賞のススメ、14歳はなんとキスの手ほどき! 17歳の時には、初めてママの故郷・小豆島に行き、中学生時代のママを知ることに。行動力があって、私とは大違い。本当に同じ遺伝子が入っているのか心配になるくらい・・・。 19歳の手紙には驚きました。 “・・・実は昨日ママとパパは喧嘩をしました。原因はママが手紙を破り捨てたからです” 19歳の私がどんなことに悩み、どんなことで苦しんでいるのか? 何を書いてあげたらいいのかがわからない、といつも元気なママが苦しんでいたのです。一言だけでもいいから書いて欲しいというパパの気持ちを汲み、素直な気持ちを綴った手紙でした。 そんなママの思いを知り、涙がとめどなく溢れるのでした。 こうして、私に残された手紙はあと1通になりました。 20歳を迎える最後の手紙。 そこに綴られていたのは、初めて知るママの真実。そして、世界一しあわせなサプライズが待ち受けていたのです! 全ての世代の女性たちにエールを送る、心にやさしい映画がこの秋、誕生します。

「バースデーカード」のスタッフ・キャスト

「バースデーカード」の感想・評価・ネタバレ

  • toshibakuon
    toshibakuon 3.5 4月27日

    シンプルでありがちな話をなのかもしれないけど真っ直ぐ届くのでわりと好きな部類。早くにして母親を亡くしたけど20歳まで毎年手紙が届く。思春期の娘は1年ごとにいろいろな出来事があるけどそれを見守る事の出来ない母親の無念さはこの歳になるとしみじみわかる。悲しさだけの一辺倒になっていないし小豆島での出会いや弟の成長も良かった。なんと言ってもアタック25の絡み(笑)

  • mazda620
    mazda620 2.5 2016年12月11日

    子供の頃に死んでしまったお母さんが、私に残してくれた贈り物とは。 うーん、だめだめでした。純粋な親子愛にとても弱いし、ありきたりな話でも感動する作品はたくさんある。けどこれはだめ。 24時間テレビとかでやってるSPドラマみたいなやつがとにかく嫌いであれと同じ匂いがぷんぷんした。映画にしょっちゅう泣かされる私が言うと、ちっとも説得力ないんですが、泣かせようとするうえで思いついたような商業的なお涙頂戴映画がとにかく無理。CMみたいなあからさまな絵作りがより商業っぽさを感じさせる。もちろん24時間テレビとかでやってるのは実話だったりするから全てを否定するわけじゃないけど、作り手の考えてることが基本的にいやらしい。実話にしても、「作者が心を動かされたから伝えよう」ではなく「こういうのだったら心動かされるんじゃない?伝わるんじゃない?」みたいな、本当にそれを撮りたいのか?本気で伝えたいのか?と思ってしまう。どうしてわざわざそういうのをピックアップしてくるんだろうと苛立ちに近いものを感じてしまう。今作はそこまではいかないものの、その目的が作中ずっとむきだしで1つの物語としてちっとも入り込めなかった。 お母さんが生きていた頃の小学生時代から、中学高校、大人になって結婚するまでを追って描いてるのに、全てが断片的なせいで成長していることにリアリティを感じれない。断片的だと誰のこともよく理解できないから感情移入だってできない。泣ける要素をちょっとずつ切り集めた感じがしてとにかく露骨。これが例えば『6才の僕が大人になるまで』みたいに1人の人間の実際の成長を描いたり、実話だというならもう少し理解しようがあるんだけども、フィクションの世界で、ありきたりな題材を選んでるのだから、もっと他とは違う何かを目指すべきじゃないの?と思ってしまう。この映画にしかできない個性みたいなものを追求していかないと、しつこいくらいテレビで流されるお涙物語の中の1つとしか認識できない。そしてこれからもそういうドラマが増えるたびにこの物語は少しずつ埋もれてってしまう。 6才の僕〜が素晴らしいのは、波乱万丈な人生じゃなくても、偉大な人間になれなくても、1人の人間が成長するということだけですごいことで、それはある意味誰にとっても「映画みたいな人生」だと思える、そんなメッセージをドラマチックなこともせずに伝えてくる。そしてたんたんと撮っているだけなのにものすごく斬新で、あの映画にしかできないものを描いてるから心をうたれた。 けれどこの映画が描きたかったことはなんだったのか、伝えたかったことはなんだったのか、最後までものすごく曖昧。彼女がお母さんからの暖かい贈り物をもらって、なにを得て、それによってどんな風に成長したのか。お母さんの『物語の数だけ主人公がいる』という言葉がものすごく響いたのに、それが映画にちっともいかされない。歳を重ねられる喜び、今年もまたバースデーカードを読める幸せ、そしてその手紙があってこそ、引っ込み思案な彼女が自立した大人になれた。それがしっかり描かれていたらこのタイトルが成立するんだろう。 みんながみんな上手な演技をしていたとも思わないけど、心を動かされないのは間違いなく演技の問題ではない。誰が演じても土台があやふやじゃ同じような結果になると思う。宮崎あおいも橋本愛もユースケサンタも中村蒼もみんな好きな俳優だけど、人物の描かれ方があまりに薄すぎて正直誰でもよかったじゃんと思えちゃう。全てにおいて意図してるものが中途半端で学生映画クオリティ。 と散々書いたけど、一個人素人の感想でしかないし、どんな映画にも合う人合わない人がいるし、レビューサイトの平均評価の高さと、誰かにとって心に残る映画になっているのなら作者の満足いくものができたといえるのかもしれない。この映画を高く評価する方の感じたことに共感できないのは、ざっくりまとめてしまうと単純に私の感性にははまれなかった、ってだけなんだろうなあ。残念。

  • wakamewatts
    wakamewatts 0 2016年10月29日

    小学生の少女は引っ込み思案で周りからいじめられっ子だった。母は優秀な専業主婦、父は大学の教授だった。仲間とは遊ばずに本ばかり読んでいた。そのためクイズには強かった。しかし、病弱な母は亡くなってしまう。母は死ぬ前に子供達の誕生日に手紙を書く約束をした。一年経って誕生日の日に、本当に亡くなった母から手紙が届いた。17歳、18歳、19歳、20歳と。しかし、成長するにつけ現実に居ない母からの手紙に振り回されるのに疑問が生じた。大人になるまでの少女の成長と娘を思う母の愛情が描かれている。(#16- 145)