裸足の季節

Mustang
2015年 トルコ・フランス・カタール・ドイツ 94分
rating 4.2 4.2
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「裸足の季節」感想・評価・ネタバレ

  • skr_icj
    skr_icj 4 1月16日

    ただ顔を見ただけで笑ってしまう、ほんの少しだけダメと言われたことをやりたくなる、ただ自由に走り回りたくなる。そんな誰もが通ってきた少女の時代。瑞々しく、清らかで美しい彼女たちを縛る環境。逃れようと希望に向けて走り出す姿は眩しい。そして何といっても、あの流れるようなロングヘアにうっとり。未だあの輝きを奪おうとする社会があるとしたら、全員が抜け出せるわけではないだろう。辛いな。

  • mazda620
    mazda620 4 2016年9月15日

    トルコの5人の美しい姉妹。好奇心に溢れてただただ純粋無垢にまっすぐで、未来よりも今が一番で、夏みたいにきらきらしてる。彼女達の日常のあらゆることはふしだらでみっともないと言われ、好きな人も作れず学校にもいけないまま花嫁修業の毎日、その時がくれば愛のない婚約をさせられる、末っ子ラーレが息苦しい毎日に抱く不信感。未来はまだわからないけど、今がこうなのは間違ってると気づく強い意志。 どうみても『ヴァージンスーサイズ』なんですが、同じなのは土台だけ。自分の世界観と少女性をただただ追求したコッポラとはまた違う目線でこの監督は少女達を描いた。 監禁に近い生活、心の暴力といえる教育、伝統とかしきたりとかは感情うんぬんでおこなわれるものではないと、レールの上を歩かされてく人生。自分で動かなければ誰もここから引き上げてくれない。主張を主張だけで終わらせたくない。今が人生の選択の時と察するラーレはとても13歳とは思えないほどのぶっささた強い芯が逞しくて美しい。 最後のイスタンブールがまるで違う世界のように、広くて生きることの選択肢を無限に感じる。裸足でコンクリートの地面を歩くみたいに、人生で感じる多くの痛みをこの体でたくさん感じながらも、彼女はもっと強い女性になるんだろうなって思う。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2016年9月10日

    瑞々しく切なく力強いトルコ女子映画。5人姉妹の気だるく美しいショットから『ヴァージン・スーサイズ』を引き合いに出されそうだけど、方向性は真逆だと思う。囚われた因習や価値観を全身で否定し、自由を求めて脱出する闘い。そのために大事なのは教育と、自力で運転する車。これもまた、女子サヴァイバル&脱出DIY映画だった。 賑やかに若さ弾ける冒頭から、一変して抑圧された理不尽な状況へ、鬱屈を溜め込む姉妹。それでも自分たちらしく反抗心を捨てないのだが、やがて1人ずつ強制される結婚には抗えない。この周囲の圧力、男女共に異様なシステムの犠牲者なのにそれを止められず、むしろ加担することで生き延びるしかない状況が本当に堪らなかった。その痛々しさと腹立たしさ、誰のものでもない末っ子ラーレの強い眼差し。窓から逃げ出してもまた戻るだけ、ならばそれを壊す。そして姉4人とは違うやり方で、彼女は突っ走る。怒りのデスロードを。 正直その先にまた試練しか想像出来なかったので、ラストにはやられた。全部を少女だけに背負わせないのが誠実だと思うし、外にある世界の広さが希望となる。5人それぞれの個性が活き活きとして、トルコリーグの女性子供観客限定試合(実際にあったっけ?)がまるでコンサート会場みたいなのがキュートだった。

  • domax1211
    domax1211 4.5 2016年7月9日

    シネスイッチ銀座@'16.07.08

  • kanabrulee
    kanabrulee 4 2016年6月27日
  • Karin_Yokoyama
    Karin_Yokoyama 4.5 2016年6月25日
  • Yk2220s
    Yk2220s 4.5 2016年6月13日

    ソフィア・コッポラ監督の処女作を連想させる映像・設定ですが、あちらがかなり観念的なのに比べて、わかりやすいストーリーなのかなと思います。トルコだけでないとは思うんですが、だいぶ闇の深い社会なんですね.. あと末っ子のラーレちゃんかわいい。