沈黙 サイレンス
沈黙 サイレンス
Silence
2016年製作 アメリカ 162分 2017年1月21日上映
rating 3.7 3.7
74 41

『沈黙 サイレンス』の感想・評価・ネタバレ

  • Yuzukappa
    Yuzukappa 4 6月11日

    クリスチャンとして育った私にとって、これほど、キリスト教信仰の歪みを上手く捉えた話はないと思う。 その映画化、結論は すばらしかった。 もともと最後の誘惑でスコセッシの勇気に刺激をうけたが、今回は結局、ラストで癒されたのだとおもう。 僕は神との関係は個人が基礎であり、どの考えがが正しい正しくないという議論は最も神から遠い議論だと思っている。この作品にでてくる登場人物たちのその点の考えの複雑さと言ったらすごい。演技がすごい。またその中で神がいない世界ではなく、いるのに、沈黙をして、見える、という世界観の演出。完璧だった。 ほぼ、僕としては全キャラクターの気持ちがわかるんではないだろうか。特にキチジローへの感情移入は小説もそうだが、いつも嬉しい悲鳴をあげそうになる。キチジローがいるから僕は助けられてるんだといつも思う。その弱さの象徴にまで成り下がった姿に現代のクリスチャンは、自分は救われる側だと、癒されているのだ。 問題なのは、その癒しにクリスチャンは気づいていないことが多い、ということだ。

  • おにぎり
    おにぎり 5 6月2日

    布教と信仰は違うのだということ。 仏を信じようが神を信じようが、太陽を神と崇めようが、全ては人間がつくりだした精神であり存在で、それにより人間が人間を痛めつけるという構図が皮肉だった。

  • Yudai Hirano
    Yudai Hirano 3 3月29日

    簡単に踏み絵して、早足で逃げていくキチジローが結構面白い。 パライソはポルトガル語なのに、ポルトガル人がパラダイスと言い直してたのは、なんでだろうとちょっと気になったね。

  • しょん
    しょん 5 2月18日

    数多くの心に訴える台詞があったが、特に印象的なのは『おまえの栄光の代償は、彼等の苦しみだ』とゆうもの。信仰とは何か、布教は誰のためか。宗教とゆうものを根本から考えさせられる。何度見ても新たな発見がありそうな映画。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年12月6日

    傲慢で無慈悲な官僚主義や排斥主義にウンザリし、よくもそんな拷問思いつくなという残酷描写にドン引きする162分。強固な階級社会の縮図、どっぷりとぬかるんだ沼の深さにも更に暗惨たる思いが。そして今もどこかで誰かが理不尽に虐げられているのを思うと、当時の日本に限らず人間怖い…ってなっちゃう。そんな原作自体の普遍的な重みに震えるのだが、映画もまた良い意味で小説を読むようなキラーフレーズをガンガン繰り出してくる。特に奉行の例え話が強烈。信仰も迫害も懺悔も赦しも、所詮人の心持ちの1つでしかないならば、言葉や祈りは時に重すぎて時に軽すぎる。 霧の中から現れては消えていく人影、魑魅魍魎した旅路は『地獄の黙示録』を彷彿する地獄巡り。まとわりつくキチジローの存在が司祭ロドリゴ自身の亡霊に思え、少々テンペストっぽくもあった。

  • kjhyk

    なんか凄いもん見ちゃった感じ。見た後すごい疲れたが、見たかいがあった。ちょうどそのころ、テレビ「クレイジージャーニー」で現存する隠れキリシタンの話をしていたので、自分的にタイムリーでよかった。

  • しょうちゃん
    しょうちゃん 4 2017年11月9日

    非情なキリシタン弾圧が行われている江戸初期の長崎を舞台に、 自らの信仰心を極限まで試される若いポルトガル人宣教師の壮絶な葛藤の行方を力強い筆致で描き出す。 原作は未読。 高名な宣教師フェレイラが棄教した事を確かめるために、 弟子のロドリゴとガルペは、 マカオから長崎へと潜入する。 上映時間162分見応えありました。 日本が舞台なので日本人キャストが多かったのが印象。 日本人キャストで良かったのは、 モキチ演じる塚本晋也と、 井上筑後守演じるイッセー尾形。 窪塚洋介が演じるキチジローは曲者でした。 キリスト教徒のくせに簡単に踏み絵をしては逃げるが、 自分の罪を懺悔してもらうために何度もロドリゴの前に姿を現し、 都合のいい時だけ神を信じる。 禁教令直前の頃にはキリシタンは37万人ほどいたと概算されている。 今まで海外の監督が日本を舞台に撮影された映画で、 美術などで少なからず違和感を感じることがあったりしたけど、 本作はあまり違和感を感じる事がなかったのは素晴らしいと思います。

  • maki masuda
    maki masuda 4 2017年10月9日

    窪塚洋介好きすぎて。 肯定も否定も感じなかった 難しいと思ってたのに かなりわかりやすい映画だったなあ。 窪塚洋介がたまらん。

  • 森本航洋
    森本航洋 3 2017年9月2日

    メルギブソンの「パッション」を見てからキリスト教への見解が変わってイエス崇拝者の一人になりかけてた矢先だったからロドリゴやキチジローの言動がどうも薄っぺらく感じたりしたけど、あれだけ過酷な状況下に置かれたら自分の信じるものへの信頼性とか価値観みたいなのってやっぱり変わったりするよなぁ。それぞれが選んだ選択は全部半信半疑なものだけど、イエスからしたら“他人のために選んだ”という選択はどんな形であれ棄教ではないと思います。 スコセッシ監督の限界まで突き詰めた人間の選択系演出はやはり見事なモノです笑 思わず手に汗握ってしまいます。 キチジロー役は窪塚である必要性があまり感じなかったけど、、、 グットでした。

  • タモさん
    タモさん 3 2017年8月12日

    原作を読んでからの視聴だか、おもしろかった。

  • Tanaka_Hirofumi
    Tanaka_Hirofumi 3 2017年3月14日

    むろんいくらかの異同はあるものの、原作に忠実なので、自分にとってはかえって原作の素晴らしさが勝ってしまった。 それでも、命懸けで信仰を広めようとしたり守ろうとしたりする人間の強さや、過酷な現実の前に自分の信じているものが瓦解しそうになる葛藤に感動を覚える場面はあり、見ごたえのある作品でした。 宣教師たちからみた日本人の不気味さとか言葉の通じない異国の怖さみたいなものが序盤ただならない緊張感を生み出していてそれは映像化の成功だと思う。 窪塚のキチジローには期待大だったけどあまり印象に残らなかった。

  • 保津稔
    保津稔 3 2017年2月28日

    面白かったけど、着地点は予想を超えず、なるほどな、と。でもこれ、よく考えたらすごく日本的なオチで、生粋?のクリスチャンからすると実は新鮮なのかも?と。さらに聖書に詳しい友人に尋ねたところ、聖書を読んだことがある人には旨味たっぷりの映画だということが判明。聖書と原作読んで出直します。

  • 福庭恭平
    福庭恭平 4 2017年2月21日

    最初のタイトルクレジットの引き込み方が圧巻 2時間半以上を感じさせない引き込まれ具合 ずっと裏切りを繰り返していたキチジローが実は神の使いのような存在だったと気づいた時は納得しました ポルトガル人が英語を話してることだけは違和感が拭いきれなかった 外国人監督が描いた日本の中でもっとも日本してた 「キリスト教」を信じるよりも「キリスト教の教え」を信じるようになったことが宗教の存在意義を示したと思った

  • YU66 RAMONE
    YU66 RAMONE 2 2017年2月11日

    非常に重苦しい約3時間。 アメリカの監督がこの時代の 日本を舞台にした作品を よくここまで撮れたものかと 感心しました。 17世紀の日本でも 今現在の世界のどこかでも、 同じことが繰り返されていて なかなか学ばない人間に 考えさせられます。 宗教問題だけでなく、 人種差別だったりも同じで 嫌悪感を感じずにいられません。

  • きたざと
    きたざと 3 2017年2月10日

    久々に重いの観た気がする

  • Ogasawara
    Ogasawara 5 2017年2月5日
  • NKKB

    うーん深い。原作読みたくなった。

  • apn

    原作は心理描写が詳しい分、映画は違った視点からも観られるように作られていて良かった。原作も映画も素晴らしかった。

  • ウエ

    2017.1.21 TOHOシネマズスカラ座 初日舞台挨拶付 2017.1.31 TOHOシネマズ日本橋 大ヒット舞台挨拶付 すごかった… 見終わった直後は「これは役者でみんな演技してて宗教も自由に選べて 誰も拷問なんか受けてないんだ!よかった!」って気持ちになった。 重いし難しいし簡単に自分の意見を言えるような軽い映画ではないけど 見てよかった、知れてよかった、って思える映画だった。 蛇足ではって意見もあるみたいだけど、私はラストが良かったな。 他人の心の中ことなんて誰にもわからない 正しい生き方とか誇りの持ち方とかみんな違うんだし 2回見たけど結構印象変わったかも 1回目は可哀想かわいそう、って思ってたけど 2回目はそういう生き方なんだな、って思った いろんな生き方があってある程度は自分で選択できる余地の中で Aという生き方した人、Bという生き方した人、Cという生き方した人…みたいな 棄教するのか殉教するのか隠れるのか、誰が強者で誰が弱者でって考え方は違うだろうけど 自分が自分の納得できる方法で生きているなら他人にはそれは侵せない。

  • しのあき
    しのあき 3 2017年1月30日

    良い。 信仰とは。 ★3.6