喜劇 駅前旅館

喜劇 駅前旅館

1958年製作 日本 109分 1958年7月12日上映
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『喜劇 駅前旅館』とは

「喜劇 駅前」シリーズの第三弾。舞台は静岡県浜松市。実際に浜松市でロケが行われ、出世城と呼ばれる浜松城や温泉地である舘山寺、凧祭りで有名な中田島砂丘など数多くの観光地で撮影された。浜松が舞台らしくオートバイやウナギ、織機、楽器等の「浜松と言えば」という産業品も豊富に使われている。出演者は主演の森繁久彌をはじめ、マドンナの淡島千景、洗濯屋役の坂本九等前シリーズからのおなじみの面々が出演している。今回は伴淳三郎がストリップ小屋のオーナーという役だからか、お色気も楽しめる。お色気と人情と笑いと涙の物語だ。

『喜劇 駅前旅館』のあらすじ

国鉄浜松駅の駅前にある駅弁屋「互笑亭」。店主の景子は老舗駅弁屋であるこの店を弟と一緒に切り盛りしている。はずだったが当の弟は店を手伝いもせずバイクに乗って遊び惚けたり、町の仲間たちとコーラスグループを作って楽しんでいた。景子は夫に先立たれた未亡人だが、その夫の三回忌の日、友人の金太郎と孫作にある相談を持ち掛ける。大阪の大資本家である倉持という男が弁当屋に出資しても良いと言っているらしい。金太郎と孫作に倉持に会ってほしいと言う。それは良い話だという事で、倉持を接待することとした。馴染みの芸者染太郎や孫作の経営するストリップ小屋のストリッパーまで呼んで大サービスする。

『喜劇 駅前旅館』のスタッフ・キャスト

『喜劇 駅前旅館』の感想・評価・ネタバレ

  • mince

    昭和33年。空前の旅行ブーム。上野駅は大変な人熱れ。大繁盛の老舗旅館。四十がらみの番頭さんが客引きなら御手の物。田舎者や女学生、地回り相手に口八丁手八丁上へ下への大立回り「駅前旅館」塚3。変わりゆく東京。時代の風景は何処へ行ってしまうんだろう。森繁伴淳フランキー。原作は井伏鱒二。6月20日 主人公の矜持で合点がいかない時のセリフ「風情がないねぇ風情が」でこの映画すべてを表している。時代は右肩上がりの中で失ったもの。絶対必要じゃないけど失うと寂しい。もう帰ってこないもの。

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