金メダル男

何でも１番、すなわち色々な分野において金メダルを目指す男の話。告知に力を入れてて期待させたけどガッカリのパターンの映画だった。ウッチャンが監督脚本なんだからもっとたくさんの笑いを散りばめて欲しかったな。波乱万丈の人生だけど金メダルを取れる人間の方が少ないわけだから1度でも頂点に立つ事は凄い。無呼吸泳法や火起こしがいずれ役に立つなんて人生において無駄なことなんてないのかもしれない。

あぁそうだ。この感じ、この感じなんだよな。自分が邦画を無意識に避けがちな理由を再認識させて貰った。 要約すると周囲からずれた方向に真っ直ぐ猛進する男の半生を描いた作品、そういう映画にはありがちなんだけどまぁ事あるごとに主人公がズッタズタに「浮く」んだよ。家で、学校で、田舎で、都会で、ありとあらゆる場面で浮く。 正直俺は邦画が凄く苦手なんだけど邦画を凄く楽しめるんだ、それは両方とも邦画は登場人物から描写までスミズミ余さず自分の人生に近いからって理由。 特にこの映画は凄く観るのが苦しかった、映画館の片隅で一人呻いてたくらいに。 それは何故かってのは観たら分かってもらえるかもしれないし、分かってもらえず終わるかもしれない。 ただ一つだけ言えることは、この作品を観て俺と同じく狂おしい感情に全身を支配された方とは一度夜通し語り合ってみたい。 レビューというよりかはある種の自分語りみたいになってしまってド恥ずかしい。 あ、上に挙げた諸々をさっ引いて純粋なハートフル？映画として評価するとレートはこれくらいに落ち着いちゃうのです。

頑張ろうと少し思える