
『悦楽交差点』のスタッフ・キャスト
『悦楽交差点』の感想・評価・ネタバレ
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街で偶然見かけた女に執着を初めて5年。結婚をした女のすぐ近くに住んだストーカーは今日も自宅の窓から女の生活を監視する。 脚本が良いとの噂の城定秀夫監督作。なるほど確かに。映画はストーカーの主観から一転、ストーカー被害に遭う女の視点へを切り替わる。その切り替わる直前にストーカーはその女を目の前に笑い合うのだ。これは明らかに妄想であるが、それが妄想ではなかったことが後の展開で示される。大変に良く出来ている。ロマンポルノのように尖った映像演出があるわけではないので、その文脈とも少し違う独自のポルノ映画と言えるだろう。 ポルノ映画は大好きなのだが、行為のシーンが一番つまらないというのはありがちで、本作にも同じこと思ってしまった。余談だが「ピンク映画ってこんなに行為があると思わず気持ち悪かった」というレビューがあり、ずっこけそうになった。