ぼくとアールと彼女のさよなら

ぼくとアールと彼女のさよなら

ME AND EARL AND THE DYING GIRL
2015年製作 アメリカ 106分
rating 3.7 3.7
17 5

『ぼくとアールと彼女のさよなら』のあらすじ

男子高校生のグレッグは友達と呼べる相手もおらず、なぜか気が合うアールと共に名作のパロディー映画を作る冴えない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染みだが疎遠になっていた女の子のレイチェルが白血病になり、グレッグの母親は彼にレイチェルの話し相手になるよう強制する。最初は無理やり付き合っていたグレッグとレイチェルだったが、次第に打ち解けていく。しかし、レイチェルの病状は次第に悪化していき、グレッグは彼女を励ますためにアールとオリジナルの映画を作ろうとするが……。

『ぼくとアールと彼女のさよなら』のスタッフ・キャスト

『ぼくとアールと彼女のさよなら』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年12月5日

    まず、「ビーバーみたいなブサイク顔」って自分で言う通りの顔したトーマス・マンが素晴らしい説得力。とことん自虐的で自己嫌悪で意気地のない十代男子の視点がすごくリアルだ。人気者じゃないけど孤独でもない中途半端さと、それ故の甘え。極端な遠近感で撮られた学園風景や部屋は、その目で捉えたままいびつに歪んでいる。これは視点の映画。視野が狭くて、直視したくないものを遠ざけて、小さく閉じた闇の箱=映画に閉じ篭って安全地帯だと思い込んでる男子が、見るべきものを発見するまでの物語。それがセンチメンタルにならず、かといってクールでもなくちょうどいいのは、やっぱり恋愛を持ち込まなかったおかげだろう(恋愛できるほど成長しない)。有名タイトルをパロった出オチ映画作りのように、難病青春ものを下敷きにしつつ泣けるイイ話になんかぜったいするもんか!ってギリギリのラインが微笑ましく、だからこそ普遍的。ちょっぴり男子版『ゴーストワールド』って感じもしなくない。

  • どんぐり
    どんぐり 4 2017年10月8日

    彼は私に笑顔をくれました。

  • さくら
    さくら 4 2017年8月21日

    身近な誰かが死ぬということは誰もがきっと経験することだけど、そのときにどう向き合えばいいのかは誰も教えてくれない。死ぬ方も死なれる方も悲しくて苦しくてつらいけれど、ずっと心のなかで生きていくことはできる。全てのひとに嫌われずにこっそり生きてきた主人公が彼女を思い、最後、部屋の中でしっかりと受け止めるシーンが印象的だった。さあ生きていこう。

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