ぼくとアールと彼女のさよなら
ぼくとアールと彼女のさよなら
ME AND EARL AND THE DYING GIRL
2015年製作 アメリカ 106分
rating 3.7 3.7
17 5

『ぼくとアールと彼女のさよなら』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年12月5日

    まず、「ビーバーみたいなブサイク顔」って自分で言う通りの顔したトーマス・マンが素晴らしい説得力。とことん自虐的で自己嫌悪で意気地のない十代男子の視点がすごくリアルだ。人気者じゃないけど孤独でもない中途半端さと、それ故の甘え。極端な遠近感で撮られた学園風景や部屋は、その目で捉えたままいびつに歪んでいる。これは視点の映画。視野が狭くて、直視したくないものを遠ざけて、小さく閉じた闇の箱=映画に閉じ篭って安全地帯だと思い込んでる男子が、見るべきものを発見するまでの物語。それがセンチメンタルにならず、かといってクールでもなくちょうどいいのは、やっぱり恋愛を持ち込まなかったおかげだろう(恋愛できるほど成長しない)。有名タイトルをパロった出オチ映画作りのように、難病青春ものを下敷きにしつつ泣けるイイ話になんかぜったいするもんか!ってギリギリのラインが微笑ましく、だからこそ普遍的。ちょっぴり男子版『ゴーストワールド』って感じもしなくない。

  • どんぐり
    どんぐり 4 2017年10月8日

    彼は私に笑顔をくれました。

  • さくら
    さくら 4 2017年8月21日

    身近な誰かが死ぬということは誰もがきっと経験することだけど、そのときにどう向き合えばいいのかは誰も教えてくれない。死ぬ方も死なれる方も悲しくて苦しくてつらいけれど、ずっと心のなかで生きていくことはできる。全てのひとに嫌われずにこっそり生きてきた主人公が彼女を思い、最後、部屋の中でしっかりと受け止めるシーンが印象的だった。さあ生きていこう。

  • YU66 RAMONE
    YU66 RAMONE 3 2017年4月6日

    死にゆく彼女とある原題通り、白血病を発症させどんどん病魔に侵されていく様は辛い以外何者でもないのですが、主人公と親友(アール)が暗いけど明るくて、ユーモアセンスがあり救われます! 彼等の作るパロディ映画もくだらないけどチャーミング。物語は淡々と進みますが最後彼女に作った作品が素晴らし過ぎて、素晴らし過ぎて、大感動。グーンとこの作品の評価が高まりました。音楽も良い感じです。

  • manikademonika
    manikademonika 0 2017年2月9日

    最後の彼女に向けた映画、よかったな*

  • ごとー
    ごとー 0 2017年1月30日

    2017/01/29 翻訳者 中沢志乃 誰とも仲良いことはその実誰とも仲良くないのと一緒。深入りしなければ傷つかないけどいざという時に守ってもくれない。 とても痛い主人公だけどなんとなく自分とかぶるような気もしてぐさっときた。 日本でグレッグみたいな感じやるとすごくいらってくるんだけど童貞感ありそうでないからかそうでもなかった。 レイチェルかわいい。

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 4 2016年10月10日

    もどかしくて、でもキラキラしていて。無我夢中で、なのにどこか冷めていて。何か生き方の確信みたいなものを得たいのに 自分自身でもつかみどころのない自分を抱えながら歩む、手探り感いっぱいのティーンズの時代。そんなひと時を切り取った映画は、瑞々しい感性と映画愛に溢れていた。 映画オタクで ちょっと冴えない男子高校生が、白血病で余命わずかな同級生の女子と過ごした数ヶ月の日々。こう書くとお涙頂戴的な闘病ものを想像しがちだけれど、泣かせようという いかにもな姿勢は無く、湿っぽさも感じない。ティーンズのデリケートで研ぎ澄まされた感性に溢れ、同時にユーモアでポップな空気を持ち合わせている。 「桐島、部活やめるってよ」と「きっと星のせいじゃない」を足して2で割り、更にそれを、ウィットに富んだセリフや遊び心のあるインテリア、チャプターに区切った構成などでライトなテイストに仕上げたような、と言えばなんとなく伝わるだろうか。 スクールカーストのどこにも属さず、どのグループとも深く関わらず、目立たないように生きてきた主人公グレッグ。彼が名画のパロディを撮る姿は「桐島・・」の登場人物 映画部の前田君を彷彿とさせるけれど、そのグレッグが 死を目の前にしたレイチェルと接し それまでの自分の生き方を悔やむ姿は 同じく「桐島・・」の、前田君と対照的な立ち位置の宏樹とかぶって見える。 不器用で、ほんとはいろんなことに真正面から向き合いたいくせに、失ったり裏切られることが怖くて臆病になるグレッグ。身近にいそうな彼は ティーンズのみならず 人との微妙な距離感に戸惑う私たち現代人の映し鏡と言えるかもしれない。でも、彼はラッキーだ。まだまだ無限の選択肢のある10代のうちに多くのことに気が付いたのだから。 終盤、レイチェルの部屋でグレッグが見つけたものを見て、自分でもうまく説明できない 感傷にも似た気持ちに襲われ、画面が滲んで揺れた。最後の終わり方も好き。難病や死さえも 遊び心ある優しさで包んだような映画。

  • Aki

    誰とも深くは関わらず当たり障りのない付き合いをしてきた高校生が 白血病にかかったクラスメートとの交流をきっかけに成長していく青春ストーリー。 お涙ちょうだいものというわけではなく、ポップな感じで観やすい。 ラストがとにかくキレイ。 余談ですが、白血病の女の子役のオリヴィアが私は可愛くないしみたいなこと言うシーンがあるけど、十分可愛いぞと思いました笑 あと足がとてもキレイでした笑

  • えりこ
    えりこ 4 2016年8月24日

    サンダンス映画祭でグランプリを取った作品だそうです。 という事は知らず、内容的にかなり自分の好みだったので観てみました。 小品ながらとても質の高い作品で、原題にも入っているように、病気で死にゆく女の子とのちょっと変わった交流が描かれているのですが、御涙頂戴じゃなく、少し違った視点から見ているので、切なくもなるけどほんのり暖かな作品でした。 ラストが特に好きでした。