
『シークレット・オブ・モンスター』のスタッフ・キャスト
『シークレット・オブ・モンスター』の感想・評価・ネタバレ
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なるほど!と最後に腑に落ちた。それまでどちらかといえば古めかしいブルジョワ家庭劇で、その撮影も過剰に芸術的な欧州映画風で若干眠気を催したのだけど、それは敢えてのベタだったのだと。何せ、ラストのショットはもう現代のスマホで撮ったそれだ。メタフィクショナルな古典芸術から一気に時代感覚が飛んで今に接続する。なので、あの終わり方なんだと思う。但し、観方は人それぞれだろうし、だからこそ「日本版独自に付けた解説映像」ってヤツはわざわざ先入観を与えて邪魔な気が。そこまでミステリーとかホラーっぽい映画でもなかったし、余計に混乱する(そもそも英語??って混乱したくらいで)。 ともあれ監督の「やったるで!」って大仰なハッタリ感はきほん好き、何よりスコット・ウォーカーの音楽はズルい!肝心の子役は意外とインパクトに欠けたけど、ロバート・パディンソンが美味しい。
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主人公の表情は狂気という感じで、とてもじゃないが可愛いという感じじゃない。夫婦関係は子どもに大きな影響を与えるし、特に娘が欲しかったお父さんに構って欲しくて髪を切らないでいることや、あそこまでの奇行に走るのは、恐ろしくも切なくもある。人としては優秀なのかもしれないが、両親としては、どちらも自分にしか関心がない点でてんでだめだった。ラストは変にパロディのようにしないほうが良かったと思った。 #ネタバレ
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曖昧さをどう感じるかです。映像は好きですが…。
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