
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』の感想・評価・ネタバレ
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実在の人物ということで興味深かったけど、のれなかった。役者陣に文句は無い。映画化するにあたっての脚色ポイントだとは思うけど、批判を知る→病気悪化→死という話の流れがどうにも作品のメッセージと相反する。彼女はピュアだったろうけど、それ故にもっと強かったはず。だからこそ彼女の歌声は特別だったんでしょうよ。批判を気に病むくらいならあんな人気出ないよ。とか思った。 #ネタバレ
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悲しい話だった 妻に夢を見させ続けるために、根回しに奔走する夫 あそこまで持ち上げて持ち上げてその気にさせた罪は重いと思うけど、すべては愛のためだったという見方をすると、許せてしまう
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内容も良かったけど、一番の見処はヒューグラントのダンス。いいおっさんがあんなに可愛いものか。
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実質ヒュー・グラントが主役だった。『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴ・クーガンに続き、華麗なるベビーターン!おヒューといえば大体いつも憎めないエゴイストだが、同時に今回は献身的マネージャー、或いは執事のような夫だ。自分のエゴを認めつつ、大いなる嘘とほんの僅かな真実をエモーショナルに行き来する複雑な魅力を演じるおヒューが素晴らしくて感慨深かった。こんなおヒューを観るのは初めて、ダンスも!芸術とは何か、というテーマもさりげなく織り込まれているけど、まあ所詮お金持ちの場合だし…と思われて、脚本の切れ味は『あなたを〜』ほど鋭くない。でもファンタジーとして甘い魔法をかけたのは、間違いなくおヒューの功績。
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祖父が公爵だっため、遺産を引き継いだマダム・フローレンス。夫は俳優と司会業をやっている。マダムをちょい役で演劇に出演させている。そのうち歌を歌いたいと言い出した。夫はやさしくマダムの希望を鼎させてやるのだが肝心の歌はうまくない。招待客は金で買収する作戦をとる。(#16-166)