わたしは、ダニエル・ブレイク

わたしは、ダニエル・ブレイク

I, Daniel Blake
2016年製作 イギリス・フランス・ベルギー 100分 2017年3月18日上映
rating 4 4
20 9

『わたしは、ダニエル・ブレイク』のあらすじ

イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』のスタッフ・キャスト

『わたしは、ダニエル・ブレイク』の感想・評価・ネタバレ

  • Kozai Szatosi
    Kozai Szatosi 4 2018年5月31日

    「本当はコワい英国公共福祉制度」

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年12月6日

    ケン・ローチ先生は全力で拳を突き上げると共に、全力で抱きしめにくる。それはモリッシーも、(映画内でも1シーン背景に登場する)エリック・カントナも同じだ。もし連帯や助け合いを奇麗事やファンタジーとしか思えないとすれば、それは現実がどうかしてるから。もちろん「名もなく貧しく美しい」話なんかじゃないし、ご近所で何とかなる問題じゃない。そう他人事と思えない現実に暗惨たる思いだけど、だが人々にはプライドがある。隣人の「仕事」と心意気は痛快でもあるし、ダニエルがある行動に出た時、そこに居合わせたギャラリーの反応にはいちばんグッときた。人生にあらゆる追い風は必要なんだ。常にガチでブレないケン・ローチ映画だが、中でも『ケス』のケスとダニエル・ブレイクのプライドには重なるものがあった。

  • しょうちゃん
    しょうちゃん 4 2017年11月21日

    実直に生きてきた大工職人が、 病気をきっかけに理不尽な官僚的システムの犠牲となり、 経済的・精神的に追い詰められ、 尊厳さえも奪われようとしていた時、 同じように苦境に陥っていたシングルマザーとその子どもたちと出会い、 互いに助け合う中で次第に絆が芽生え、 かすかな希望を取り戻していく姿を力強い筆致で描き出す。 前作「ジミー、野を駆ける伝説」で映画監督からの引退を表明していたケン・ローチが、 その宣言を撤回してまでどうしても伝えたい物語。 ケン・ローチの集大成にして最高傑作と呼び声高い作品となっております。 悲しい映画なんですが、 笑えるシーンもあったりするわけで、 冒頭の不条理な質問の連続、 延々と続くコールセンターのBGMが面白い。 登場する59歳のダニエル・ブレイクなんですが、 どう見ても59歳に見えない。 もっとおじいちゃんかと思ってました。 ものすごく理不尽な話なんで観ていて腹立たしくなります。 社会保障が必要な人にちゃんと届かないシステムに問題あると思います。 フードバンクで極度の空腹のあまり渡された缶詰を、 ケイティがその場で食べてしまうシーンは泣けます。 ダニエル・ブレイク演じるデイヴ・ジョーンズの声がジョー・ペシに凄い似てると思いました。

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