ガール・ライク・ハー

ガール・ライク・ハー

A Girl Like Her
2015年製作 アメリカ 91分
rating 3.5 3.5
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『ガール・ライク・ハー』の感想・評価・ネタバレ

  • 翔

    普段はやたら消化の良い(というか最早栄養分はほぼゼロのB級パニックとか)ジャンクフード映画を好んで観ているので久しぶりに噛み応えがある作品。 女子高校生のジェシカが虐めに耐えられずオーバードーズによる自殺を図ったところから映画は始まる。ジェシカは親友の提案で半年に渡って続いた虐めを隠しカメラを着用することで撮影していた、その映像をきっかけに状況は動いていく。 ひらたく説明するとこういった映画。 昏倒から物語がスタートするのでジェシカ自身は直接状況変化には関わらない。寧ろ主人公は親友といじめっ子本人。この二人と各家族を軸に周囲の人々の変化を描いた作品。 予め言っておくと、スクールカーストトップのいじめっ子が徐々に周囲から報いを受ける。そういった下克上的なカタルシスのようなものはさして無い。 主眼が置かれているのは、行動に伴う結果を受けた人間たちの心情。その揺らぎがいわゆるPOV形式で描かれている。 虐めの描写はとてもリアル。まぁアメリカのパブリックスクールにおける虐めなので少々日本の感覚とはズレているかもしれない。というかメチャメチャ攻撃的。しかしかなり的を得た描写。ある意味恋愛や友情などと同じくらい身近なものである虐めがものっすごくドギツく撮られているので鑑賞にはかなり体力が必要かもしれない。 よほど平和か無関心なスクールライフを送っていたとかでもない限り、相当「わかる」。グループ間で発言力に差がある限りは下の者が逆らえるなどということは起こり得ない。そういった学校生活における絶対的な暗黙の了解や学生としての心理がリアルに撮影されている。 この映画が伝えたいであろうメッセージに関しては同意ってほどでも無かったが、観て良かったと思う。

  • Minori

    君のことが嫌いなんじゃなくて、自分自身が嫌いなんだよ、 っていう台詞が全て いじめに苦しむ女子高生が自殺を図ったあとの学校の様子、主人公に近い人たちの心境の変化までが、ドキュメンタリー形式で撮られてることによって、すごく繊細にリアルに描かれてて良い 誰かに何かを話すことが、一番地道だけど有効な方法なのかもしれない

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