マンチェスター・バイ・ザ・シー

マンチェスター・バイ・ザ・シー

Manchester by the Sea
2016年製作 アメリカ 137分 2017年5月13日上映
rating 3.6 3.6
57 17

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』とは

第89回アカデミー賞6部門(作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞)にノミネートされ、主演のケイシー・アフレックが主演男優賞に輝き、監督・脚本を手がけたケネス・ロナーガンが脚本賞を受賞した。故郷から離れ生活していた孤独な男が、兄の死をきっかけに故郷に戻り、過去と向き合っていく様子を描く。『ブロークバック・マウンテン』のミシェル・ウィリアムズ、『キング・コング』のカイル・チャンドラー、『グランド・ブダペスト・ホテル』のルーカス・ヘッジズらが共演している。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のあらすじ

ボストン郊外で、主人公リー・チャンドラーはアパートの住み込みの便利屋として働き、雑務に追われる毎日を過ごしている。リーには暗く重い過去があり、無愛想で暴力的だった。ある日、リーのもとに一本の電話が入り、故郷のマンチェスターにいる仲の良かった兄ジョーが病院へ運ばれたという知らせを受ける。リーは車を飛ばし急いで兄の病院へ駆けつけるが、亡くなった後であった。リーはジョーの息子のパトリックと共に、翌日ジョーの遺言書を保管している弁護士の元へ行くが、そこで予想外な話を聞かされる。リーがパトリックの後見人にとして指定されていたのであった。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のスタッフ・キャスト

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の感想・評価・ネタバレ

  • Daichi Yamada
    Daichi Yamada 4 2018年4月13日

    最近多いな、現在と過去が突然切り替わるやつ。いやホントに多い。 何十年も前ってんなら判るが、数年前とかだともう判りづらくて・・・ 人間、辛い過去は色々あるだろうが、しかし、これほどつらい過去はないかもしれない。人格が変わってしかたないよな。 しかし、あの甥の行動はちょっと日本人からすると考えられない。

  • しのあき
    しのあき 3 2018年1月1日

    ★3.4

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2017年12月31日

    兄が急死し甥の貢献になることになった男は地元に戻ってくるが、彼にはあまりに辛い過去があった。 (ネタバレあり)辛い過去から目を背けていた主人公ですが、純真で優しい甥の面倒を見ているうちにその過去に目を向ける必要が出てくる。しかし映画で主人公はその辛い過去を乗り越えることができません。それでも主人公はしっかりと未来を見つめるようになり、生きる希望そのものを獲得する。過去と対峙し、乗り越えて行くことでしか成長できないのではない。回避することを許してくれるような、そんな素敵な映画でした。 映画は重要でエモーショナルなシーンを敢えて映していません。奥さんと再開するシーンで「私が激しく罵ったことを……」というセリフがありますが、劇中ではそんなことを全く映していない。しかしそれは主人公と女の関係を見れば一目瞭然。どんなことがあったのかを想像させるのです。映画全体を見ても、主人公がどんな葛藤をしているのかを表面化させず、こちらの想像を掻き立てるようなストーリーになっており常に集中が持続します。現在と過去の回想を行き来する構成がとてもよく生きている。 兄の陰に隠れていた感のあるケイシー・アフレックが本作でその演技力を爆発。醒めた演技と一瞬のうちに火のつく凶暴性とを内包し、しかし繊細で優しい。どれだけ作品への理解を深めればあんな素敵な演技ができるのか。

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