ディストピア パンドラの少女

ディストピア パンドラの少女

The Girl with All the Gifts
2016年製作 イギリス・アメリカ 111分 2017年7月1日上映
rating 3 3
4 1

『ディストピア パンドラの少女』のスタッフ・キャスト

『ディストピア パンドラの少女』の感想・評価・ネタバレ

  • しょうちゃん
    しょうちゃん 3 2017年12月15日

    パンデミックによって思考力を失い凶暴化した感染者“ハングリーズ”が跋扈する荒廃した近未来を舞台に、 感染しながらも高い知性を保つ少女と、 それぞれに事情や思惑を抱えた3人の大人たちが過酷な逃避行を繰り広げるさまを、 互いに警戒を怠らない一方で、 次第に奇妙な絆も芽生えていく複雑な心理状況を織り交ぜつつスリリングに描き出していく。 原作は未読。 今までのゾンビ映画系の感染源は、 不明のままか、 未知のウイルスが大半だったけど、 本作に登場するゾンビ(別名:ハングリーズ)は実在するタイワンアリタケが起因しているのは斬新でした。 普段は動かず、 木のように立ち尽くしているが、 音や匂いで覚醒するのですが、 動きは現在の主流であるスピーディでした。 ゾンビ映画にしては残虐描写はソフト過ぎました。 キャロライン博士やキーラン一等兵、 そしてメラニーもなんでそんな行動をする? ウイルスやワクチンなどという話は出てきますが、 ハングリーズから逃げるだけのストーリーがメインでした。 囮になったワンちゃんはどうなったのかな?

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2017年7月9日

    厳重に監禁された少女ら子どもたち。詳細を語らぬ大人たちとの生活はとある事態をきっかけに崩壊する。 開始すぐにわかるのでネタバレを気にせずに書いてしまいますけど、これはゾンビ映画です。『28日後…』路線(ロードムービー、よく走るなど)ですが、より近い作品で言えばps4「ラスト・オブ・アス」です。登場人物こそ違えど扱っているテーマはよく似ている。ゾンビのディティールもすごくよく似ているので影響があったのはほぼ間違いないと思います。「ラスト・オブ・アス」もテーマが見えてきたあたりから面白くなっていますが、そのテーマを再構築し、見事な脚本に仕立て上げています。ワクチン、というゾンビ映画にありがちな希望を本作でも提示していますが、それに安易に飛びつくことがありません。ラストはアッと驚き、しばらくするとじわじわとこの脚本の完成度に震えてくるはずです。人間の下にゾンビ、という優位性は崩壊します。テーマはゾンビ映画を超えむしろ『猿の惑星』すら示唆している。使い古されたゾンビ映画というジャンルも賢い人たちがブラッシュアップしたら、ここまで面白くなるのですね。 音楽が非常に良いのも特徴。優れたゾンビ映画ですが、作品が要求する以上の高いクオリティと言えます。『メッセージ』とベクトルが同じ。騙されたと思って劇場で観てほしい作品です。劇場で出会った僕は勝ち組です。

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