木枯し紋次郎

木枯し紋次郎

1972年製作 日本 91分
rating 3.5 3.5
1 0

『木枯し紋次郎』のスタッフ・キャスト

『木枯し紋次郎』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2017年6月6日

    仲間を庇い流刑となった無宿の紋次郎は、三宅島で罪人たちと細々と暮らしていた。そこに脱走を企てる者たちが現れる。 実録のイメージが強い菅原文太ですが、探せば従来の任侠映画にも登場しています。高倉健でも成り立ちそうな役柄ですが、菅原文太の細い線がとっても良い。深作欣二がいなくても菅原文太は十分東映のスター俳優になっていたことでしょう。それほど表情を変えない高倉健に対して、露骨に苦々しい顔をする菅原文太も味があってとてもよい。 ストーリーもかなりしっかりしています。テーマは裏切り。木枯らし紋次郎が出会う人々はみんな裏切り者。最後の最後まで裏切られ続けます。言葉少なな木枯らし紋次郎は実は実直で誠実な男だったということです。船のシーンはかなりよかった。なにか別の映画のオマージュなのでしょうか。ポランスキー『水の中のナイフ』とかまさかね。 『昭和残俠伝』と『日本侠客伝』しか観ていない僕にとって、本作の胸糞悪さは任侠映画において目新しく感じました。続編も楽しみ。

『木枯し紋次郎』に関連する作品