ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

Anthropoid
2016年製作 チェコ イギリス フランス 120分 2017年8月12日上映
rating 4 4
5 6

『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』のスタッフ・キャスト

『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』の感想・評価・ネタバレ

  • しょうちゃん
    しょうちゃん 4 3月11日

    第2次世界大戦の史実を基に、 ナチス親衛隊大将ラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画“エンスラポイド作戦”を映画化した実録戦争サスペンス。 ナチス占領下のチェコを舞台に、 ハイドリヒ暗殺という過酷な任務に挑む2人の若者の悲壮な決意とその顛末を緊迫感あふれる筆致で描き出す。 本作は、 ナチスに占領されていたチェコを統治していたラインハルト・ハイドリヒを暗殺する作戦を描いたもの。 邦題の「ハイドリヒを撃て!」だけ見ると軽快な感じに思えてきますが、 全くそんな軽さはないくて、 終始、 重苦しい空気の流れる作品でした。 ショーン・エリス監督作品なんですが、 アート系の作品を撮る監督だと思っていたので、 この様な作品を撮るのは意外でした。 本作の「エンスラポイド作戦」は、 ナチスの高官暗殺計画で唯一成功した作戦だったみたいです。 緊迫感あふれる中でも、 所々でプラハの美しい街並みのカットを拝むことができる。 史実の重みを感じる作品でした。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年10月25日

    冒頭からずっとハンディのクロースアップを多用し、ハイドリヒ暗殺作戦実行へ至るまで息を殺すような緊迫感が続く。ファナティックなヨゼフ、覚悟を決めかねるヤン・クビシュを中心とした実行部隊、作戦に反対するレジスタンス部隊や協力する民間人。それぞれの立場や思いが絡み合い、一気に決行へと突き進むのだが、その瞬間を境に更なる犠牲を生む後半が地獄図だった。そして、それまでやや抑え気味だったショーン・エリスらしさが全開になる。精神的にも肉体的にも痛々しすぎて辛すぎる暴力と絶望。前半と入れ替わる2人の立場。最期に見る幻の光。キリアン・マーフィーとジェイミー・ドーナンはそれなりにチェコ(スロバキア)人に見えるし、密度の濃い強烈な題材に負けない演技。特に、胃弱そうなキリアンの胃がますますキリキリ痛そう…。 ショーン・エリスは初監督が妄想男子映画『フローズン・タイム』で、その後しばらくしてフィリピンでいきなりシリアス&バイオレントな『メトロ・マニラ』を撮っちゃって、その大きすぎるギャップにビックリしたのだが、今回もチェコを舞台にその路線。もともと写真家だし、実験的でハイクオリティな映像が持ち味なので、『メトロ・マニラ』にあったような映像演出もまた観られる。しかも監督ばかりか撮影(オペレーターも!)&脚本&製作まで自分でやっちゃうという、わりと珍しいタイプなのが面白い。

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