
「エル ELLE」のスタッフ・キャスト
「エル ELLE」の感想・評価・ネタバレ
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ある日突然、 正体不明の覆面男にレイプされたヒロインが、 自らの手で犯人探しをする予測不能の復讐譚を通して、 モラルや常識で捉えることのできない複雑なヒロイン像が浮かび上がってくるさまをスリリングに描き出す。 女性が苦しむ声だけが聞こえる変態的なオープニングから始まります。 てっきり暴行犯を見つけ出して復讐する話なのかと思いきや、 ミシェルのやりすぎ行動がブラックコメディ風に随所に見せられる本作。 ストーリーが二転三転するラストまで先が読めない展開は良かった。 息子のヴァンサンとジョジーの間に赤ちゃんが生まれたシーンで、 何故か赤ちゃんの肌の色が違うのが一番面白かった。 赤ちゃんを見て何も疑わないアホなヴァンサンも最高。 レイプ物の映画でありながら、 ミシェルという強烈な個性を主人公にすることで、 従来のものとは全く違った作品に仕上がってました。 79歳で本作を監督するヴァーホーヴェンは素敵です。
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なんて女性の生々しさを描いているのか! 社会的に成功している女性で男性的に性欲も旺盛で、恐怖と背中合わせの快楽を求めて身辺を探る姿にドキドキです。対比なのか周りの男たちの頼りなさに笑ってしまうほど。 登場人物の女性は皆強いのです。 「人に知られたくないセクシャリティ」犯罪でなく両者が望めばこそです、「信仰」も。 イザベルユペールのフレンチマダムファッションのセンスにも脱帽です、真似します。
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ひぇっ。。。。。。(絶句)ってなるやつ。女はこわい。
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