神戸国際ギャング

神戸国際ギャング

1975年製作 日本 98分 1975年10月14日上映
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『神戸国際ギャング』のスタッフ・キャスト

『神戸国際ギャング』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2017年7月25日

    神戸に根付いたギャング集団の物語。 日活ロマンポルノの旗手、田中登が珍しく東映で撮った任侠モノ、高倉健が東映専属として最後の主演、三本しかない高倉健と菅原文太共演作のうちの一本、など記念碑的評価ばかりが集まる本作。レビューを観れば酷評が目立ちますが、僕は面白いと思いました。 確かに濃厚で痺れる任侠モノではなく、深作(もしくはペキンパーのような)暴力描写に秀でているわけではない。見所はそこにはなく、映画は任侠モノを身にまとったロマンポルノであることに面白みがあります。少しずつキャラクターを描いたミニエピソードが付与されていますが、中でも異質なのが真木洋子(真木よう子ではありません!)演じる紅一点の女。ラストシーンで彼女が物語の中心になります。目の前のものに視線を移し、決心ののちに最後の選択をする。彼女が映画に終止符を打っていると言えます。振り返ってみると、決して中心にいるわけではなかった女の物語と観ることもできる。彼女の出演シーンはとてもロマンポルノ的に描かれています。レ◯プに悔しがる顔など、芹明香を彷彿とさせる力強さ。思えば女の出てくるシーンが官能的に描かれています。若い頃の泉ピン子が菅原文太と抱き合うシーンなど、とてもロマンポルノっぽい。その他映像的な一癖など非常に田中登らしく、任侠モノとロマンポルノが両立した他に類を見ない傑作だと思います。現在amazonプライムで見放題なのでぜひ。

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