君の名前で僕を呼んで

君の名前で僕を呼んで

Call Me by Your Name
2017年製作 イタリア・フランス 132分 2018年4月27日上映
rating 3.5 3.5
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『君の名前で僕を呼んで』のスタッフ・キャスト

『君の名前で僕を呼んで』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 28日前

    監督ルカ・グァダニーノ×脚色ジェームズ・アイヴォリーということで、まさに『ミラノ、愛に生きる』と『眺めのいい部屋』を合わせたような。聡明で屈託のない少年に刻まれた、生涯忘れ得ぬひと夏の恋。映画はエリオの見た光景だけで構成されている。窓辺での出会いから他愛ないバカンスのエピソードが積み重ねられ、一つ一つのシーンはスピーディにカットされ、そこにピアノの音が連動して物語るエモーションの流れ。映画にもエリオにもオリヴァーのいない空白が意味を持ち、何一つ忘れない情景となっていく。この編集構成の巧みなこと!更に背景小道具など行間には文学的なニュアンスがたっぷり。 とはいえ、夏は必ず終わる。エリオは(映画で省かれている、つまり彼の目には入らない)バカンス以外の屈託を知り、思慮深いオリヴァーの「指図されたくない」、理解ある父の「ママは知らない」(でも本当はエリオの件だけでなく夫の件を知ってると思う)、その言葉の意味がハッキリする。初めて彼自身の、そしてオリヴァーとの分かち難い世界と向き合うことになる。夏の太陽が落とす影。残酷な現実と少年期の終わりを受け止めるラストショット。 若さゆえの欲情迸る17歳、ティモシー・シャラメの軽々とした身のこなし。アーミー・ハマーは24歳にしちゃアダルトすぎるけど、何たって声がセクシー。シャラメくんはよく演じ切ったと思うし、この時にしか撮れない奇跡の瞬間になるんだろうな。 それにしても、あのハエは超能力で操ってるんだろか?

  • Kozai Szatosi
    Kozai Szatosi 3 6月22日

    今年一の期待外れ映画。 まず、アーミー・ハマーが明らかにおかしい。劇中で爺婆が言っていた通り、どう見てもバカなアメリカ人にしか見えず、知性も繊細さも奔放さも全く感じない。故に、なぜ主人公が彼に惹かれるのか、一ミリも判らない。 脚本がジェームズ・アイヴォリーだからか、「眺めのいい部屋」のようなシンプルな情景描写の連なりで物語られる。それはそれで悪くは無いが、途中に至るまでいくらなんでも退屈すぎる。インテリ的な会話の数々もいけ好かない。 しかし、80年代という時代にありながら、主人公の両親が彼の同性愛の嗜好を全く否定せずに理解を示す様は興味深い。また、「アデル〜」や「わたしはロランス」同様、あくまで「たまたま好きになったのが同性だった」というスタンスで語られる様に、最近の映画らしい傾向を強く感じた。 撮影のサヨムプー・ムックディプロームは周知の通り、アピチャッポン映画のキャメラマンだが、今回は見事にその長所と短所が現れている。ロングショット、風景の中の緑、夜の室内などはやはり巧く、アピチャッポン映画がそのまま北イタリアで展開される不思議な感覚がある。光の捉え方はもちろんタイとは違うが、それはそれでうまくやってる。 しかし、キャメラを動かしたりする段となると、どうもうまくない。動かすべきか否かの判断が鋭いとは思えないし、動き自体がぎこちない。35ミリレンズだけで撮ったというが、そこにもあまり知性を感じない。 何より、カット割・編集が至極平凡で、良い画が台無しなのが哀しい。 アプリコットを使った表現や遊びのある交歓も一見すると面白いが、悪い意味であざとさが勝っていて俗っぽい。きっとベルトルッチみたいなことをしたかったのだろうが、巧いとは思えない。

  • minako-n
    minako-n 0 6月12日

    おもったよりだったけど、イタリアの避暑地美しい

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