BPM ビート・パー・ミニット

BPM ビート・パー・ミニット

120 battements par minute
2017年製作 フランス 2018年3月24日上映
rating 3.5 3.5
5 2

『BPM ビート・パー・ミニット』のスタッフ・キャスト

『BPM ビート・パー・ミニット』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2018年6月1日

    さすが議論慣れしてるひとたちは違う…。ACT UP-Parisの集会で見る手際よい議事進行、拍手代わりの指鳴らしやブーイング代わりの音のない口笛、手話通訳などなど感心しきり。直接行動に訴える際も用意周到だ(そのせいかそこまで過激とも思えない)。だが、彼らは「検査結果問わず」皆HIV感染者。生きるか死ぬかの切迫した状況である。シームレスに繋がり合う議論、行動、或いはセックス、時々ダンス。それこそが生きることと同義であるかのように。または言葉と身体、呼吸と鼓動、血と骨。それ無しでは生きられないように。メンバーが普段どんな仕事に就いてるとか後々になって紹介される時、観客はACT UPがあまりに彼らの中心であることに気付き、そうせざるを得ない理不尽にも気付かされる。「悪いのは政府」彼らは堂々と言う。 ナタンの恋する眼差し、ショーンの吐息。ずっと死を意識しながらそれを引き受ける2人。メンバーの弔問とショーンの母は強烈に印象強い。ここでもコーヒーと議論。彼らは黙っちゃいない、一貫してる。 この活動へ繋がるレーガン時代のNYゲイ・メンズ・ヘルス・クライシスを描いた『ノーマル・ハート』があるけど、視点は全然違う。パーソナルで臨場感ある「生」の瞬間。

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