レディ・バード

レディ・バード

Lady Bird
2017年製作 アメリカ 94分 2018年6月1日上映
rating 3.8 3.8
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『レディ・バード』のスタッフ・キャスト

『レディ・バード』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 14時間前

    ラブリー・アグリー・タウンへのラブレターだった。サクラメントのことは知らないけど、誰も彼も「サクラメントっぽい」気がする、というか、何となく共通するものを感じさせる。カトリック学校もきっと「あるある」なんだろうなあ。そんな地元での生活から脱出したがる17歳の自称レディ・バードだが、実家も地元も自分自身を形成する重要な要素であることを薄っすら自覚してる。だからこそ嫌い、違う自分になりたい…わかりやすい。但し、そうやってせっかちで自己中心的な彼女には、ほんの狭い視野しか見えてなかった。卒業までに少しずつ「都合よく目を逸らしてた」部分が否応無しに目に入ってくる。両親や兄、BFや親友、セレヴな級友、演劇顧問や先生、特に大人たちの肖像はさりげなく切なく沁み入る描写だ。それが彼女自身の写鏡となって(ダニーはレディ・バードとよく似てると思う)、たぶんどこへ行っても心はこのコミュニティの一員であり続けるし、そんな自分を受け入れるまで。“故郷”との折り合いが普遍的でとてもわかりやすい。 グレタ・ガーウィグ自身が乗り移ったみたいにドタバタ滑稽なシアーシャ・ローナンはすごくキュート。自然とリュックを開けさせたりするジョナヒル妹とのやり取り(彼女の片思いが切なかった!)、「お互い基本的にキャラは違うもんね」って関係だからこそ引き立つ絶妙のバランス。家庭の経済状況や、ボディ・ランゲージのリアリティ(ダニーの脚に無造作に重ねた脚、スカートでの胡座!)も良い。やってることは『17モンスター』と似てるけど、この細部にこそグレタ・ガーウィグらしさを見る。あと、せっかちなレディ・バードと同じくせっかちな編集が好き。ナイス93分!

  • mia_ema
    mia_ema 0 13日前

    めっちゃ好き。予告編で泣ける

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 29日前

    都会の大学に憧れるレディ・バードの高校最後の一年間を描いた映画。 少し他とは違う自分を周囲に認めさせたい、という欲求が溢れ出すレディ・バード。そんな彼女がコメディ映画並みに誇張されて不器用に描かれるのではなく、ちょっとだけ上手く、でも上手すぎない。ある目的のために友達を乗り換えるシーンがあるのですが、すごく絶妙です。自分がなんなのか、を模索するレディ・バードは見ているだけで甘酸っぱくなります。いわゆる毒親の登場する映画に『アイ、トーニャ』などありますが、この映画と比較すると『アイ、トーニャ』は随分誇張され精神的な飛躍があったのだと思います。この映画における親子の関係はとても自然でリアリティがあります。 監督はノア・バームック『フランシス・ハ』主演のグレタ・ガーウィグ。映画的メッセージもそうですが、通りを歩く映像など『フランシス・ハ』に通ずるシーンもチラホラ。 レディ・バードの最初の彼氏役を演じたルーカス・ヘッジズですが、近年の出演がすごい『マンチェスター・バイ・ザ・シー』→『レディ・バード』→『スリー・ビルボード』なので作品のクオリティを見定める天才的な才能を持っているようです。アホなアクション映画とかもう絶対出られないでしょこんなの。

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