アメリカン・アニマルズ

アメリカン・アニマルズ

American Animals
2018年製作 アメリカ 106分 2019年5月17日上映
rating 3 3
9 5

『アメリカン・アニマルズ』のスタッフ・キャスト

『アメリカン・アニマルズ』の感想・評価・ネタバレ

  • naho
    naho 3 4月27日

    平凡な人が 平凡じゃない理想の自分を 諦めきれなくて一線を超えてしまう。 本当に強盗をするかはさておいて 誰しもがこういう事って考えて生きてるだろうなって 現実を突きつけられる感じがあって 終わりに近づくにつれ興味深くなる。 色んな立場の本人たちが出演してるのもよかった。 映画は大体一番いいところで終わりだけど その後の生活が如何に普通に続いていくか ってのが暗に見えてる感じがするのも 自分を正しい位置に戻してくれる気がして。 それでも、彼らの人生はあの事件によって 確実に変わったわけで 犯罪はもちろん悪い事だけど 行動を起こした彼らに尊敬というか 羨ましさはあって ちょっと考えちゃう。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2019年11月9日

    この実話を誰の視点で語るべきか?との問いかけが出てくるが、映画は演じる俳優と現在の本人や家族を縦横無尽にミックスし、それぞれ複数の視点で物語る(直接の被害者である司書さんまでよく登場したものだ…)。とはいえ、犯罪をしでかした4人の視点は交わることがない。事件で繋がった彼らはみな孤独。 「10年後に後悔したくないだろ」ってよく聞く殺し文句だけど、自分でもまあそう言われて揺らがない自信はない。空っぽな自分、空っぽな将来よりも、やらずに後悔するよりもやって後悔した方が…とはいえ、その結果やっぱり後悔先に立たず。所詮オーシャンズ11じゃないど素人の、あんな穴だらけの強盗計画で成功する訳がない。オーデュボンの希少な大型画集自体も4人にとって意味はない。それでも彼らが求めたのは、恐らく「体験」だ。無意味だけどかつてしたことのない体験が、自分以外の何者かにさせてくれるはずだと。彼らはそれが現実逃避だと認める勇気がなかった。 でも模型人形でなく、生身の人間は痛み苦しむ。ケース内の本だって実際手にすれば大きすぎるし重すぎる。自分は所詮自分だ。体験とはそういうものだ。なので最も生々しく手に汗握るのは、失敗した後だ。あの時間は特別でない誰にでも有り得る真実だから。映画は盛り上がる高揚感に本人インタビュウを挟むことで冷や水を浴びせ、仮想と実行、期待と失望、映画での芝居と現実の落差をまざまざと見せつける。そして彼らはアメリカの鳥類図鑑ならぬ、アメリカの若く愚かな生態図鑑の1頁となって参照される。但し、今やもう絶滅危惧種かもしれない。 バリー・コーガンの顔は相変わらず素晴らしいけど、エヴァン・ピーターズの顔がマルコム・マクダウェルに見えるところがとても良かった(別にマクダウェル関係ないけど、キャラクターには彼っぽいニュアンスがある)。CAN含むサントラもどストライク。

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