シルバー・グローブ

シルバー・グローブ

NA SREBRNYM GLOBIE / ON THE SILVER GLOBE
1987年製作 ポーランド 160分
rating 3 3
1 0

『シルバー・グローブ』とは

1977年に製作開始され、ポーランド国家の圧力により製作中止の憂き目に遭うも、1988年にようやく完成し公開された。ポーランド出身アンジェイ・ズラウスキ監督のまさに執念のSF超大作。近未来、地球を離れ理想郷の新天地へと旅立った宇宙船が不時着した惑星を舞台に、宇宙飛行士たちの葛藤、覚悟、そして新天地での成長の姿を描いている。主人公・マレク役を『シンドラーのリスト』のアンジェイ・セヴェリンが務める。

『シルバー・グローブ』のあらすじ

近未来の地球から、理想郷=新天地を遥か宇宙のかなたに目指して、ある宇宙船は飛び立った。男女混合の宇宙飛行士チームは、新天地への憧れを胸に順調に航行していたが、ある時不運にもある惑星に不時着の憂き目に遭ってしまう。そこは地球とどこか似た、それでいて異様な雰囲気を持つ惑星であったが、彼らはここを新天地とすることを決意し、暮らし始める。やがて子を産み、育て、年老いていく宇宙飛行士たち。次々と息絶えていく一方、子孫は増え続け、やがてひとつの村となった。そして、宇宙飛行士たちがかつて持っていた文明は息絶え、そこは原始の世界となる。新しい神を祀り、新しい神話を創造する村人たち。そこに、宇宙から新しい訪問者がやってきて……。

『シルバー・グローブ』のスタッフ・キャスト

『シルバー・グローブ』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2018年5月3日

    ある惑星にやってきた宇宙飛行士がそこに住んじゃう。 ポーランドの鬼才アンジェイ・ズラウスキーが政府の弾圧によって10年間も完成を遅らせた曰く付きのSF大作。映画の多くは消失しており、監督本人のナレーションでカバーするという力技でなんとか完成させた本作。ただでさえ破綻気味なのに、物語はもっと破綻。とにかく毎日難しいことばかり考えているズラウスキーが普段考えていることを大叔父の原作に法って映画化しています。セリフにほとんど意味はなく(あるのかもしれないが到底理解できるレベルにない。ギリギリ哲学、思想、宗教、文化の話をしていることがわかる)むしろズラウスキーによるナレーションの方が物語の進行を支えているレベル。確かに映像はもう金をかけまくっただけありすごい。ホドロフスキーを思わせますが、比較するとホドロフスキーよりも映像がかなり冷えています。登場人物は皆顔色が悪いし。 これが3時間も続くので、これを映画館で鑑賞するのはかなり厳しいかもしれません。酒を飲みながら、時々画面から目を離しぼんやり日が落ちていくのを眺めながら鑑賞するのが良い。 途中で『マッドマックス』みたいになるのなんなんでしょうね。全然わかんねえ。

『シルバー・グローブ』に関連する作品