人間機械

人間機械

Machines
2016年製作 インド・ドイツ・フィンランド 71分 2018年7月上映
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『人間機械』とは

西インドの巨大な繊維工場を舞台に、労働者たちが直面している過酷な現実を淡々と映したドキュメンタリー。宗教画を彷彿とさせる長回しの滑らかなカメラワークや、臨場感あふれる高精度の音響が特徴。新人監督の発掘に力を入れているテッサロニキドキュメンタリー映画祭ではギリシア議会ヒューマンバリュー賞、Fipresci賞、国際審査委員賞を受賞し、サンダンス映画祭ではワールドシネマドキュメンタリー部門で審査員特別賞を受賞し注目を浴びている。新鋭ラーフル・ジャインが監督を務めた。

『人間機械』のあらすじ

急激な経済成長を遂げているインド。その北西部に位置するグジャラート州の巨大な繊維工場では、出稼ぎ労働者たちが劣悪な環境下で働かされていた。その労働者たちの中には、遠くの州からやってきた者や幼い子供も含まれていた。経済成長の裏にある、労働力の搾取、工場経営者側と労働者側の無くならない格差などの問題に迫る。

『人間機械』のスタッフ・キャスト

『人間機械』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 27日前

    インドの繊維工場。機械のように働かされる人々の姿を追ったドキュメンタリー。 宇都宮の映画館ヒカリ座で鑑賞しました。画面いっぱいに広がる薄汚れた古めかしいメカ、というだけでエンジニアの私としては胸をくすぐるものがあります。それを操作する人々は同じ作業の反復。人間が機械の一部のように見えます。生産物は美しい布なので、そのギャップも見事。映画は淡々とその様子を映しますが、働く人々へのインタビューを挟みながら社会的なメッセージを帯びてきます。彼らは1日12時間という長時間労働でありながら日々の生活で精一杯の低賃金。彼らに人権などは存在していないように思えます。まさに人間機械。資本主義社会の最底辺を見るような気がします。 私は産業機器業界で製品の開発設計に携わっていますが、こういう社会にIoTの波が来るのはいつになるのか。まだまだ先のような気がしてなりません。

  • 錆犬

    2018/09/23 名古屋シネマテーク

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