鏡の中にある如く

鏡の中にある如く

Sasom i en Spegel
1961年製作 スウェーデン 89分 1964年7月10日上映
rating 4 4
2 0

『鏡の中にある如く』のスタッフ・キャスト

『鏡の中にある如く』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 5月21日

    小説家の父と娘、息子、娘の夫。4人は別荘で仲良く過ごしていた。 精神病に侵されて徐々に自己を失った末に神を見る娘、その娘の様子を人ごとのように観察し小説の題材にしようとする父。ベルイマンは本作で「神の不在」を問うている。神は精神分裂者の妄言なのか、創作物の中に住う妄想なのか。見事な演出手腕で畳み掛けるように地獄のような展開が待っており、ああ本当に神はいないのではないか、と思わせてしまう。息子がクライマックスで扉を閉めた瞬間にこの映画が終わっていれば「神は不在」で間違いありませんでした。しかし映画はあと少し続く。映画はこのほんのちょっとの付け足しによって生きる希望そのものを示してくれます。あー、めちゃくちゃ救われた。本当によかった。 それにしても姉と弟のカットは絶品でござんしたね。特に船の中のやつ。あれはもう、ああなるしかない顔。あれも伏線だったのだと思うと震える。

  • 錆犬

    2018/10/15 名古屋シネマテーク

『鏡の中にある如く』に関連する作品