愛がなんだ

愛がなんだ

2019年製作 日本 123分 2019年4月19日上映
rating 3.1 3.1
9 7

『愛がなんだ』のスタッフ・キャスト

『愛がなんだ』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 4月30日

    テルコはマモルの事が大好き。でもその恋愛はそう簡単にはいかない。 今泉力哉監督は『退屈な日々にさようならを』というオールタイムベストに出会ってしまい、更新するのが怖くて他の作品を観ていなかったのですが、その『退屈な〜』を観た映画館で『愛がなんだ』が流れるとのことで満を持しました。今年ベスト級の期待を持って鑑賞しましたが、その期待は裏切られませんでした。 「好き」「付き合って」を言わなくなってしまった20代後半の恋愛はこうも難しい。テルコはマモルのことを一生懸命愛し続けるのに、その愛はどうにも空回り。マモルはテルコの献身さを全く求めていないのです。マモルが好きな女性はガサツで適当で、しかし自分をしっかりと持っている人。叶わない愛と知っていながら、それでもマモルへ執着します。映画は愛や恋の話から徐々に変貌。ラストカットなどもはや不気味とも取れる化物のよう。 会話劇だし、説明的なセリフも多い。しかし映画は大変な余白を残しています。観に行ったカップルがどんな話をするのかとても気になる。この作品を通して二人の絆が強くなればいいですね(僕は一人で見た)。目線は交錯するも、各々が考えていることがズレていることが僕たちにはわかる。生っぽい恋愛を映画というフィルタに通して観る事で客観視できます。セックスのシーンはすごかった。あの声のトーンってめちゃそうなる。 テルコに似た男が登場し、彼らは共感し合いますが、途中で分岐。一方は希望、もう一方は絶望です。つまり映画は一つの明確な答えを導いています。一言で書けば「はっきりさせろ、バカ」ということでしょう。「愛がなんだよ」と、テルコは言いますが、いやそれが愛だよ、と思いました。 ただ『退屈な日々にさようならを』を超えなくて安心した自分もいました。『愛がなんだ』が愛や恋なら、『退屈な〜』はそれを超えた何かなのかもしれない。岸井ゆきのが100点。もう、すごい。

  • だ
    3 4月29日

    自己投影

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