
『負け犬の美学』とは
『アメリ』でオドレイ・トトゥの相手役を務め、『憎しみ』や『クリムゾン・リバー』で監督、脚本を務めるなど、多方面でその才能を発揮しているマチュー・カソビッツが主演のフランスを舞台にしたドラマ作品。ピークを過ぎた中年ボクサーが家族のために人生をかけた大勝負で戦い抜く姿を描く。 本作に登場するボクシングのヨーロッパチャンピオンを演じるのは、第32代WBA世界スーパーライト級王者のソレイマヌ・ムバイエ。また、本作は第30回東京国際映画祭のコンペティション部門にも出品されている。
『負け犬の美学』のあらすじ
ボクサーとしては盛りを過ぎた40歳オーバーのプロボクサー・スティーブは、これと言ってとびぬけたボクシングの才能を持っているわけでもなく、それまで特に何の功績も残せぬまま、現在はアルバイトと時々依頼を受けるボクシングの試合で日々の生活をしのいでいた。 そんなある日、スティーブの娘にピアノの才能があることがわかる。娘にピアノを買ってあげたいスティーブだったが、日々の生活もままならない中で、そんな金銭的余裕はない。そこでスティーブは、ヨーロッパチャンピオン・エンバレクのスパーリング相手という、稼ぎはいいが、危険すぎるため誰も引き受けたがらない仕事を始める。どれほど激しく殴られても、決して引かず、チャンピオン相手に向かっていくスティーブの姿に心を打たれたエンバレクは、スティーブに前座試合の依頼をする。これまで負け通しだったスティーブは愛する家族のために、一世一代の大勝負に出る。
『負け犬の美学』のスタッフ・キャスト
『負け犬の美学』の感想・評価・ネタバレ
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