ある少年の告白

ある少年の告白

Boy Erased
2018年製作 アメリカ 115分 2019年4月19日上映
rating 3.5 3.5
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『ある少年の告白』のスタッフ・キャスト

『ある少年の告白』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 28日前

    『ミスエデュケーション』を先に観てるせいで、言わば男子版のこれはどうしても比較してしまう(時代設定も同じ頃)。矯正施設のプログラムなど共通点も多いが、違うのは、入所した時点での主人公ジャレッドがこの不条理で無意味な矯正教育を半信半疑な(或いはやり過ごせると甘く見てた)ところだ。まさか長引くとは知らず、母親が待機するホテルから通わされる彼は、徐々に追い詰められていく。偽りを演じることでしかサヴァイバルできないと知る中で、皮肉にも本当の自己を確立していくことになる。 家庭には牧師の父と信者たち、施設では高圧的な指導者たちと心を殺された子供たち。両親とも施設内の仲間同士とも奥歯に物の挟まったもどかしい関係で、更にジャレッドが抱える秘密(というか当人しか知らない回想シーン)もまたモヤモヤとさせ、まあルーカス・ヘッジスはずっと悶々としてる。唯一の風穴は息子のSOSで遂に行動を起こす母親。常に追従してきた母だけがジャレットの話を聞き、変わってくれる。そして「変われ」と押し付けた相手にこそ「変わる」ことを求めるラストは示唆的だった。 矯正施設だけでなく親子や神と教会にも問題提起するのは、実体験のノンフィクション原作だからこそなんだろう。けど時系列の配置含め、映画ではいささか散漫だったような。どうも監督ジョエル・エジャートンは大人のドラマの方が得意なのか実話故に配慮したのか、施設内の人間模様にドライすぎるというか、そこにももどかしさが。その点でフィクション原作の施設内パートに焦点を絞った『ミスエデュケーション』の方が好み。また、どちらも指導者が口ヒゲという共通項で同じ意味の象徴なんだけどキャラクターは正反対なので、そこもフィクションとノンフィクションの違いが興味深かった。

  • YU66 RAMONE
    YU66 RAMONE 4 5月21日

    差別に溢れる世界、特にアメリカの性差別について狂った矯正施設の実話。 実話を過度に脚色もしておらず好感度大、何よりも豪華過ぎるキャスト!レッチリのフリーの最低男っぷり素敵、才能溢れる監督でありグザヴィエドランの格好良さが素敵。 ラッセルクロウの役作りなのかふっくら具合に驚愕!

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