
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』とは
女優を目指す自意識過剰な勘違い女が、自分を題材にして漫画を描く妹や、一緒に暮らす兄嫁たちとトラブルを巻き起こしてゆく様をブラックユーモアで描いたコメディ作品。 CMディレクターとして活躍してきた吉田大八が本作で映画監督としてデビューを飾り、主演にはモデルやタレントとしても活躍し『キューティーハニー』で主演を務めた佐藤江梨子が起用された。共演には永作博美、佐津川愛美、永瀬正敏らが名を連ねる。永作博美は本作にてキネマ旬報ベストテン・日本映画助演女優賞のほか、第50回ブルーリボン賞 ・助演女優賞などを受賞した。 映画は石川県の能登で撮影が行われており、石川県では全国に先駆けて上映が開始された。また石川県は原作者・本谷有希子の出身地でもある。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のあらすじ
北陸の山間の町。両親の訃報を聞いた和合澄伽は、長らく帰っていなかった実家に東京からふらっと帰省した。澄伽は東京で女優を目指し活動を続けていたのだが、自意識過剰な性格からか全く芽が出ず、さらに自分が売れないのは妹・清深が過去に行ったある行為が原因だと思い込んでいた。 それは澄伽が東京に出ることを決めたとき、父・曾太郎に反対され大喧嘩し、止めに入った兄・宍道の顔をナイフで切りつけてしまうという騒動がおこったのだが、それを妹の清深がホラー漫画として描き、東京の出版社に投稿。それがなんと新人賞受賞作として雑誌に掲載されてしまったのだった。そのことから澄伽は妹のことを一方的に恨んでおり、清深に対していつもきつくあたっていた。 澄伽が戻ってきてからしばらく経った頃、澄伽がずっと目をつけ手紙を送り続けていた新進の映画監督・小森哲生から、澄伽をヒロイン役として次回作に起用したいとの手紙が届く。天にも昇る気持ちで浮かれる澄伽。しかしそれと同時に妹・清深が再び漫画を投稿し、今度はグランプリを受賞したとの報せも届いてきた。しかもその内容はなんと「姉が女優をあきらめる物語」だったのである。 その内容を聞いた澄伽は当然のように烈火の如く怒り狂ったのだが、いつもは何も言い返さない清深からその時衝撃の言葉を聞かされる。その言葉によって澄伽は怒りに我を忘れてしまい……。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のスタッフ・キャスト
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の感想・評価・ネタバレ
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とにかくすべての登場人物にイライラしました。イライラが募り募って、どこで解消されるのかなって期待してたけど(少しだけスッキリしたポイントはあったものの)、溜まったイライラはほぼ残った。。 まちこを演じる永作博美が魅力的だったのをはじめとして、俳優陣は適材適所だったと思いました。 ただ、作品として良かった悪かったでなく、好きじゃなかった。。好きな人もきっといると思うけど…うーん。。
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まちこさん可愛い。 画のコントラスト良い。 高校の頃、深夜に観て衝撃を受けました。ストーリーがとても好きです。
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命捨ててんのか命かけてんのかわからんが、おもろい家族の物語です。