
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』のスタッフ・キャスト
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の感想・評価・ネタバレ
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監督の砂田は後輩のキヨと一緒に実家の茨城へ帰ることになる。 実に奇妙な肌触りの映画だ。キヨの登場とその掛け合いは非常にダサい。夏帆の早口には違和感があるし、やりとりにも不自然さが残る。観ていて痛々しいやりとりなのだ。ダサいまま二人は車に乗って田舎へ。しかし突如として映画は豹変する。奇妙で冷酷な一面を垣間見せるのだ。そしてあのラスト。結局主人公もあの家族の血を継ぎ、あの家庭に育った一人の人間であることが非常に残酷な形で示される。この映画における会話シーンは意図して不自然だったのかとすら感じさせる。恐ろしく、不気味な映画だ。本当にそういう映画だったのか、と不安にさせる。
(C)2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会