さよならテレビ

さよならテレビ

2019年製作 日本 109分 2020年1月2日上映
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『さよならテレビ』とは

様々な社会問題を取り上げる「東海テレビドキュメンタリー劇場」シリーズ第12弾となる本作は、2018年9月に東海テレビ開局60周年記念番組として東海地方限定で放送された同名ドキュメンタリー番組に新たに40分以上のシーンを加えたもの。 現在のテレビをめぐる状況を、ひじ方宏史監督や阿武野勝彦プロデューサーをはじめとする『ヤクザと憲法』や『ホームレス理事長 退学球児再生計画』のクルーが自社の報道部にカメラを入れて現場の姿を映し出す。

『さよならテレビ』のあらすじ

長い間メディアのトップとして走り続けてきたテレビ。しかしインターネットが発展した今、テレビを持たない若者が多い。広告収入は伸び悩み、かつての勢いや華やかさは失われつつある。加えて、プライバシーが強調され、取材環境も大きく変化してきた。 いつしか「マスゴミ」と呼ばれるまで非難の対象となってしまったテレビだが、本当に叩かれるべき存在なのか。偏向報道や印象操作は実際に行われているのか。現場では何が起こっているのか。テレビの役割とは果たして何なのか……。アナウンサー、ベテラン外部記者、若き契約社員たちに焦点を置き、「テレビの今」を探るドキュメンタリー。

『さよならテレビ』のスタッフ・キャスト

『さよならテレビ』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 7月12日

    東海テレビの制作スタッフを映したドキュメンタリー。カメラを回す側にカメラを向けたとき、彼らはどのようになるのか。 看板アナに抜擢されたアナウンサー、高い理想を持つD、なかなか仕事が上手くいかない新人ADを中心に展開される。テレビ視聴者層である老年層に合わせて看板番組から下ろされる、高すぎる理想を持ちながらも与えられる仕事はスポンサー番組ばかり。そしてテレビ業界に夢を持つ若者は夢破れて去っていく。まさにさよならテレビ。インターネットへ置き換わろうとする媒体の闇と衰退を見事に描いている。という映画になるはずであったが、この映画はエンドロール直前があまりに見事であった。この映画がドキュメンタリーながら、あくまで製作の息がかかっている。それは恣意的であり、テレビ的なのだ。この映画は自己言及を始め、映像そのものへの自省を促して終幕となる。もしかするとテレビの衰退は視聴者にもあるのかもしれない。

  • Yuzukappa
    Yuzukappa 4 2月1日

    ラスト、映像の業の深さを自身にまで求めたエンターテイメントが潔くすばらしい。

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