驟雨

驟雨

1956年製作 日本 90分 1956年1月14日上映
rating 2.5 2.5
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『驟雨』のスタッフ・キャスト

『驟雨』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 2 2019年12月8日

    破綻気味の夫婦の元に新婚の姪が訪れる。 本作は不幸にも「成瀬巳喜男絶頂期にありながら、凡作」と評価される悲しい映画である。確かに逞しいメッセージがあるわけではなく、展開もサザエさんスケール(それよりはやや悲劇的か)に治り、映画は特に何事もなかったかのように幕を閉じる。成瀬組による名演も展開の都合上、いまいち映えることなく特に見どころがない。しかし確かに成瀬の映画であるし、その巧みな演出手腕には見事なものがある。一つ挙げる。Aとの会話中にBが移動するシーンにおいて、移動前のB →移動後のB間に一度カットを割って、Bを目線で追うAを入れる。目線で追うだけでBの移動を示唆させる演出。「立ち上がる人」よりも「目で追う人」の方が面白いのだ。シーンごとに停止し、解説を加えることが可能な映画なのである。

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