
『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』とは
漫画やTVアニメでも人気の青山剛昌原作「名探偵コナン」の劇場版アニメ作品。本作が劇場版11作目となる。タイトルにある「棺」は「ジョリー・ロジャー」とルビがふられており、これは「海賊旗」の意味。監督はTV版やOVA版のコナンも手掛けている山本泰一郎。脚本は前作から引き続きTVスペシャル「ルパン三世」シリーズの柏原寛司が書いている。出演は高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明など。日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞した。
『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』のあらすじ
佐藤刑事と高木刑事は、都内で強盗犯を捕まえる。強盗犯は「神海島」と「ジョリー・ロジャー」という言葉を残して意識を失った。神海島は、太平洋に浮かぶ小さな島だった。翌日、コナンたちいつものメンバーはその神海島へ遊びに来ていた。神海島には古代遺跡「海底宮殿」があり、そこには大昔に活躍した女海賊アン・ボニーとメアリ・リードの財宝が眠っていると噂されていた。その伝説を信じ、多くのトレジャーハンターが島を訪れていたが、その1人が鮫に襲われて死んでしまう。コナンはある証拠から、それが単なる事故ではなく殺人事件だと推理する。
『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』のスタッフ・キャスト
『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』の感想・評価・ネタバレ
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激しいカーチェイスの後に追い詰めた男が言い残した言葉は「ジョリー・ロジャー」。ここまでが一番楽しかった。その後は島に滞在していたコナン一行がお宝に挑むのですが、やや凡庸。明らかに『インディージョーンズ』を意識しているのでしょうけど、いまいちノレませんでした。過去の海賊になぞらえた蘭と園子の格闘シーンが絵面も綺麗で良いのですが不完全燃焼な感もあります。もうちょっと園子ちゃんにも活躍の機会を与えてくれ。 これまでの劇場版で唯一殺人が起きなかった作品として有名です(結局サメにやられたやつはいたけど)。殺人が起きないというのは別に嫌じゃないんですけど、個人的には血なま臭いのが好き。 前作がジャンジャン人気キャラクターを出してきた記念作品だったので、その分の反動で作品としてはやや小ぶりな印象を受けました。
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もっと財宝やお宝ザクザクの海賊のストーリーだったら面白かったかもな。冒頭のルパンに変装した犯人が佐藤刑事の逆鱗に触れたのが一番心に残った。全体的に単調でハマらなかった。
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2016年 46本目