
『ブラックブック』とは
『氷の微笑』『ショーガール』などハリウッドで数々のヒットを飛ばしたポール・バーホーベンが母国であるオランダでメガホンを取った戦争映画である。第二次世界下のオランダ、過酷な状況に置かれ数奇な運命に巻き込まれながらも力強く生きる美貌のユダヤ人女性の復讐をスリリングに描いている。ユダヤ人女性ラヘルを『ネコのミヌース』のカリス・ファン・ハウテンが、ドイツ軍のムンツェ大尉を『善き人のためのソナタ』のセバスチャン・コッホが演じている。2006年オランダ映画祭において作品賞、監督賞、主演女優賞を受賞。
『ブラックブック』のあらすじ
ナチス占領下のオランダ、かつては歌手だった美しいユダヤ人女性のラヘルは匿われていた隠れ家に爆弾を落とされ、青年ロブのもとに身を寄せた。しかしラヘルの居場所はすぐに割れてしまい、謎の男ファン・ハインからドイツ軍が訪ねてくる前に逃げるよう警告される。ラヘルはハインに助けを求め、解放地区に逃れる手引きをしてもらうことに。そして翌日、船着場で船の出発を待っていたユダヤ人たちと合流し、離ればなれになっていた両親、弟と再会を果たすのだが、川を進む彼らを乗せた船の前に突然ドイツ軍が現れ、激しい銃撃を浴びてしまう。ひとり生き延びレジスタンスに助けられたラヘルは、ユダヤ人であることを隠すためブルネットの髪をブロンドに、名をエリス・デ・ファースに変え、やがてレジスタンス運動に身を投じるようになるのだった……。
『ブラックブック』のスタッフ・キャスト
『ブラックブック』の感想・評価・ネタバレ
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2015.4.1 女の人って強いね
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さすがは巨匠ポール・ヴァーホーヴェン
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2008.3月に鑑賞
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