
『カポーティ』の感想・評価・ネタバレ
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予備知識がない状態で観たんだけど、ティファニーで朝食を、を書いた人なんだっていうのを知った。 大好きなフィリップ・シーモア・ホフマンの映画をコンプリートしようと思って観た。 正直、実話を基にした映画ってあんまりハマり辛いんだけど、すごく楽しめたのはやっぱり役者のエゴなのかもしれない。 と言ってもみたのは幾分も前だからハッキリと記憶には残ってない。すごくフィリップ・シーモア・ホフマンが好きだったからこの映画の演技は素晴らしかったと思った。というのは特異なキャラがハマってたからね。断片的なものをまとめると偉人と変人は紙一重ってとこだろうね。
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主演のホフマンを通じて、カポーティという人物の孤独さをとても痛感した。幼少期の経験や自身の外見などから自己評価が実はとても低く、そんな気持ちを隠すために陽気さを演じたり、著名人との交流をしていたのだろうか。時には嘘も沢山ついて。明るい人物を演じている時の彼は自己愛がとても強そうに見えるのも印象的だった。 孤独から逃げるために、自分よりもさらに孤独そうな犯人に焦点をあてたかったのかも。 とにかくとても孤独な人だったんだろう。なんとも切ない映画でした。
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Sep.25
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オネェの演技うまい。うますぎ。 冷血という本を読んでいない…。読んでたら面白かったかもなぁ。
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大好きな
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内容は普通。ホフマンがすごい。
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作家カポーティが農場主一家惨殺事件の取材を元に名作”冷血”を完成させるまでの伝記映画。 ホフマンの癖のある演技は◎ 独特の表情、声色、アカデミー主演男優賞は納得。 途中からホフマンがエルトン・ジョンに見えてきた…(笑)
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実話。カポーティが名作と名声を得た【冷血】 映画で出てくる本の題名通り内容も冷血であった。 殺人犯を利用し名声を得たカポーティ。 社会に接点を得るために書いたが、最終的に小説の結末が上手く書けず、追い込まれて行く。冷血が完結した後も本が一冊も書けなかったと。静けさのなかに深い孤独と悲しみを感じた。
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夜1人で観てしまい、最後の処刑シーンがリアルで寝れなくなりそうでした。。カポーティと殺人鬼との絆を深めた過程をもう少し描いてくれると、感情移入がしやすかったと思います。最後の処刑シーンの緊迫感はすごいです。1人で夜見るのはオススメしません!
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2015.1.31 WOWOW鑑賞 《あらすじ》 1959年、カンザス州の小さな町で、一家4人が惨殺されるという事件が起こった。「ニューヨーク・タイムズ」紙でこの事件を知り興味を持ったカポーティは、幼馴染と共に現場に向かう。 事件をノンフィクション小説の題材にしようとした彼は、取材を進める中で、自分と同様に子供時代に家族に見捨てられた死刑囚と友情が芽生え始める。 《感想》 出だしからカポーティを好きになれない。 甲高い声、見下した細い目、含んだ様な笑い、心が全く見えてこない。 すると、彼は「人を外見だけで判断してはいけない」と言う。視聴者を見透かしたような脚本も上手いと思わせる。 次第にフィリップ・シーモア・ホフマンがその感じ方を変えていく。目なのか、話し方なのか、個性的だけどナチュラルな演技が凄いのである。
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ストーリー的に期待値を上回ることはなかった。主演男優賞は納得の演技だが。ホフマンの変な感じの喋り方は実際のカポーティ本人を模倣してるらしい。「冷血」というタイトルを嘘ついて必死に隠そうとする主人公が、また冷血てところが面白い。
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2015/01/11 WOWOW ON DEMAND 実在した天才小説家カポーティが、とある殺人事件を取材し、小説にするまでの過程を描いた伝記映画。アカデミー主演男優賞をとったホフマンの演技が主な見どころなので、吹き替えでは観ない方がいいと思います。
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2014/11/30 Capote
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期待値が上がりすぎていたかな 冷血は非常に面白くモノクロを上手く使って撮られた映画だったのでこの作品ももう少し事件に迫っているのかの思っていたらそうでもなかった カポーティのクズさを永遠とやられて正直眠かった 最期に涙を流されても… この映画を観て思ったのは何度も劇中に出てくる「アラバマ物語」をもう一度観たい位かなぁ 冷血を観ればそれでOkだと思う
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作家として成功していた見栄っぱりで野心家のトルーマン・カポーティの、ある死刑囚との出会いによって心が乱されていく様が流れるように描かれている作品。 後半の、落ちていくカポーティを演じるホフマンは必見です。 作家の話なだけあって、登場人物の会話がウィットにとんでて洒落てます。
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フィリップシーモアホフマンの演技力が凄かった。まるで別人。 後半に行くまでカポーティの人間性は印象がとても悪いものだった。犯罪者2人の小説のタイトルは「冷血」。終始冷血なのはお前だろとツッコミたくなった。 ようやく犯罪者が口を割ったと思えばなんて幼稚なと思う理由。ただ彼はカポーティに対してとても大きな信頼を寄せ、また、友と読んでいた。 そこで始めてカポーティは後悔をしたのかな? 冷血で脚光を浴びたもののそれ以降作品を書き上げることはなかったと言っていたけどそれは後ろめたさ、後悔からなのかわからないけど考え方によっちゃ胸糞悪いものだった。 冷血も是非見てみようと思う。
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2008.2月に鑑賞
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ジャケ借り。 自己の投影の先、 最愛の他人。
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あの悲しいニュースから数週間たちますが、本当にステキな役者さんを亡くしました、、。大好き!なかなかあの強烈な個性をもっている方はいないですよね。 最近はPhilip Seymour Hoffmanの作品を観なおしています。
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フィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー賞主演男優賞を獲得した作品。納得です。 主人公のカポーティーという人物は何ともつかみ所のない人物なのでしょうか。お喋りが大好きかと思えば、時折見せる悲しげな顔を見せ、平気で嘘をついたかと思えば、実はものすごくナイーブ。そんな演じる上で超絶難易度の高い、訳のわからん(観ていても翻弄されっぱなし)男をホフマンは完璧に演じてみせます。熱の籠もらない熱演とも言えるのでしょうか、この人天才ですわ。本当に惜しい人を亡くしたのだと思います。 映像はかなり静かなので眠気を誘われるかもしれませんが、お勧めです。ゆっくりとした展開を味わい深い、と感じられるようになりたいですねえ。