ブロークバック・マウンテン
ブロークバック・マウンテン
Brokeback Mountain
アメリカ 2006年3月4日上映
rating 3.9 3.9
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『ブロークバック・マウンテン』のエミデブの感想・評価・ネタバレ

エミデブ
エミデブ 4 2018年1月17日

そこまで昔に観たわけではないのだけど、観たのは僕がゲイの世界にドップリと足を踏み入れる前だった。性自認という中で男が好きと気付いてはいたものの、大多数の人がそうであるように自殺を考えるほど悩むことはなかった。それでも、頑張って女の人を見て興奮できないかと葛藤したことは数え切れないほどあって、それが無理だなって分かって、だからと言って僕はそんな自分をすんなり受け入れられた。 ブロークバックマウンテン。ワイオミング州にある山で放牧をしていた2人が仲間という域を越えて肉体関係を持つ。 僕はゲイだけど果たして彼らがゲイかというとやはりそこには細かい区分がある。じゃあバイかというと、またそれも僕には違って見える。この2人は大多数の人間と同じストレート、つまりノンケだなぁというのが、僕の感じ方である。 というのもこういうのって実は珍しくないんよね。中学生の時とか同級生の男の子とそういう関係を持っても普通に結婚する人の話なんて掃いて捨てるほど聞いたし、よく刑務所でマフィアに掘られるみたいなのも、ゲイなわけじゃないじゃん。要は性的な快楽を求めてだとか、男しかいない環境だから麻痺してくるみたいなもので。オスの犬とかウサギが、人間の男にもマウンティングするように本能的なもの。昔テレビで坂上忍が言っていた。中学生の時に男子トイレで隣で排尿してる友達を見て「ヤバい」と思ったって。興奮しそうだったんだと思う。なんかそういうサガみたいなものがほとんどの男には実は潜在的にあると思うんだよね。それの成れの果てかなって。 この映画はさらに2人が離れた後の部分で心を揺さぶられる展開になり一般的にはLGBT映画なんだろうけど、ヒューマンドラマとして僕は感動したし、面白いと思った。