
『空中庭園』のスタッフ・キャスト
『空中庭園』の感想・評価・ネタバレ
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なんだなんだ、思ってたのと違ったぞ。 カメラと景色が反転していくオープニングからなんだかチープで白けてしまったし、角田光代に惹かれて観たのに、監督・脚本家を見て納得。全然タイプじゃない方でした。 テイストはだいぶ違うけど、穏やかに流れつつも意味のわからないシリアス&グロが混ざり合う空気感が園子温の「恋の罪」を思い出しました。たぶん共感される方はいないと思うけど。 小泉さんの演技だけがいつも通り光っていたけど、ストーリーからは残るものがあまりなかったかと。
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怖っ。「愛憎」と言う言葉がぴったり。 主人公(小泉今日子)の家族には秘密がない決まり。何でも開けっぴろげに話す。 嘘臭いって思うけど、家族は全て嘘とわかっていても「私達は秘密がない幸せ家族なんです」と、それぞれ役割を演じている。 主人公と実母との確執とか...そうなった原因は数あるが、何が本当か分からなくなり気持ちを封じ込め、主人公が「偽善の家族」作りに必死になるのに少し共感できた。笑顔の裏の冷たさも。 嘘を作って固めていないと自我が壊れてしまう。 ちょっとした綻びも、脱い繕って悪態を吐くキョンキョンが素敵。 原作読もう。
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機内