エターナル・サンシャイン
エターナル・サンシャイン
Eternal Sunshine of the Spotless Mind
2004年製作 アメリカ 107分 2005年3月19日上映
rating 3.6 3.6
760 159

『エターナル・サンシャイン』のmazdaの感想・評価・ネタバレ

mazda

久しぶりにラブストーリーであたりの作品に出逢えた。 一切の予備知識無しで見たのが正解だと思いました。何も知らずに見た方が圧倒的に面白く最後の繋がったドキドキが増す。 前半は映像の作りに違和感さえ感じるのにどんどん、わーすごいって気づいて、繋がって、繋がっていけばいくほどこの中に入り込めていく感覚がとてもきもちいい。 このストーリーを私たちが感じとることも難しいけどそれ以上にこの作品を撮ることの難しさがものすごく伝わってくる映像、観者を置いていくように見せかけて引っ張りあげてくれるような構成。作り手のもつ世界観に惚れそうになる、クオリティの高さを感じれた。SFは苦手だけど「インターステラー」とかと同様"SFでは越えられないもの"を描く作品がたぶん好きなんだと実感しました。 誰かと誰かの間に流れる記憶というのは他人が簡単に壊せるほど浅はかなものではない。彼はそんな自覚はないから「退屈な人生だから話のネタがない」と口癖のように言うけどそんな普遍的な毎日でさえ第三者には手がつけれない日常の記憶を作ってる。良い記憶も嫌な記憶も感覚ごと体にしみついていて、それがあるから私たちの人格はつくられてる。 嫌な記憶さえも、それありきで今までの自分ができていると思えば愛したい記憶になってしまうし誰かとの関係が終わってしまってもその人の記憶が次の自分に繋いでいてくれる。 恥ずかしいことも苦しかったことも、消し去りたいことなんてみんな山とあって、時間がたっても全てを美化することなんかできないのに、どこかで消し去りたくないと思う想いが必ずあり続けて、それがとても人間らしくて、すごく情に触れてうるっときた。もっかい観たい。