モンスター (2003)

モンスター (2003)

Monster
2003年製作 アメリカ 109分 2004年9月25日上映
rating 3.4 3.4
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『モンスター (2003)』とは

わずか1年余りの内に7人もの男性を殺害し、アメリカ史上初の女性シリアルキラー(連続殺人犯)として全米を震撼させたアイリーン・ウォーノスの実話を映画化。生後間もない頃から成人するまでひたすら過酷な運命に晒されて育ち、やがて知り合った同性愛の少女の為に連続殺人に手を染める娼婦の生き様を描く。主演のシャーリーズ・セロンは、ハリウッド随一の美貌を包み隠し、特殊メイクと13キロもの増量を決行。体当たりで臨んだ凄絶な演技で、2003年アカデミー主演女優賞を受賞した。共演はクリスティナ・リッチ、ブルース・ダーン。監督は、2017年に社会現象とも言える大ヒットを記録した『ワンダーウーマン』を撮ることになるパティ・ジェンキンス。本作が長編映画デビューとなった。

『モンスター (2003)』のあらすじ

所持金、わずか5ドル。幼い頃から虐待やレイプなど壮絶な体験を経てきた娼婦アイリーン・ウォーノスは、ここフロリダの地でその辛すぎる人生に自ら幕を下ろそうとしていた。自殺の前になけなしの5ドルを使い果たすべく、一軒のバーに飛び込むアイリーン。彼女はその店で、セルビーというどこか陰のある少女と出会う。セルビーは同性愛者であり、一切理解しようとしない親から同性愛治療を命じられ、ここフロリダまで来たのだという。セルビーに対し、自分と同じように社会から疎外された者特有の哀しみを感じたアイリーンは、自殺を思いとどまったばかりか、自分を受け入れてくれるこの少女と共に暮らすことを決意。生活費を稼ぐため、アイリーンは再び娼婦の世界へと舞い戻る……。

『モンスター (2003)』のスタッフ・キャスト

『モンスター (2003)』の感想・評価・ネタバレ

  • エミデブ
    エミデブ 4 2017年11月4日

    実話に基づいた映画。 10代前半で身体を売り、以後娼婦として生活するアイリーンと、厳しいカトリックの家で育ったセルビーが出会う。愛に生きその都度男に裏切られた自ら命を断とうしていたアイリーンはまた希望を持ち2人で駆け落ちする。しかし、売春婦だったアイリーンを雇う職場はどこにもなく、アイリーンは売春婦としての道しか残されてないが、セルビーがいる自分にとってもうそんな仕事はしたくなかった。やがてアイリーンはセルビーとの生活のため、人を殺してお金を奪うことを覚える。そんな2人のお話し。 正しく生きようとしても、一度世間から見放された者にやはり世間は厳しい。誰かが救いの手を差し伸べさえしていたらこんな悲惨な事件は起こらなかっただろう。この2人をバカと言うレビューもある。それこそがこの映画に登場する世間だろう。友達の父親にレイプされたアイリーンの過去をひっくるめてバカなどとは僕は言えない。 最後にアイリーンとセルビーが選んだ道と、エンドロールに流れる2人の出会いの曲Don't stop believingで号泣。

  • おにぎり
    おにぎり 4 2017年5月28日

    シャーリーズセロン、噂通り本当にすごかった。クリスティーナリッチが出る映画、みんな好きだなーそういえば。なんていうか実話なのが本当に…。

  • RiN

    南ア出身のセクシーなブロンド八頭身、所詮はモデル上がり女優と揶揄されていたシャーリーズ・セロンが、アメリカ演劇界に叩きつけた今作、彼女の女優根性に脱帽です。 役作りのために14キロ増量し、眉毛もすべて抜き去り、渾身で作り上げた醜い女の姿はまさに圧巻。実際に起こったアイリーン・ウォーノス事件を基にしたストーリーから、彼女の逮捕写真に限りなく似せています。また、アイリーンの恋人セルビーを演じたクリスティーナ・リッチもなかなかの作りこみよう。レッドカーペットでは文字通りスターの輝きを放つ美女二人が、こうまで醜く、浅はかに見えるものかと背筋が凍ります。 しかし、彼女たちの身を削った役作りには感服するものの、映画にするほどのストーリーかな、というのが正直なところ。馬鹿な女ふたりの浅はかで無慈悲で絵にならない顛末を、ひたすら暗くだらだらと撮っているようにしか観えない。ただ、負の連鎖が起こり続けるアメリカや、おそらくは世界の大部分の貧困の連鎖に胸が苦しくなっただけでした。

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