オアシス

rating 3.7 3.7
15 11

「オアシス」の感想・評価・ネタバレ

  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 0 2016年10月28日

    【どこまでも 沈み 打ちのめされる底なし沼映画】映画を観て ここまで気持ちが沈んだのは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』以来かもしれない。辛い。とにかく辛い。無論 本当に辛いのは私などではなく、 実際に障害を持ち ” 一般的な ” 社会から理解されず 厄介者扱いされる当事者だ。それでも見ているだけで苦しくなり 途中観るのをやめようとさえ思った。別の言い方をすれば、それほどに迫真の演技であり、タブー視されがちなことに切り込んだ作品だった。 前科3犯で家族からも煙たがられている男ジョンドゥと 脳性麻痺による全身痙攣や言語・四肢障害を抱える女性コンジュ。コンジュにとってジョンドゥは父をひき逃げし死に至らしめた憎い相手。それに加えて 初対面時に彼が取った行動を考えると嫌悪や怒りの対象にしかなり得ないはず。それでも2人はいつしか心を通わせ互いを想うようになるのだ。地域社会からはもとより 肉親にさえ冷たく疎ましく扱われる2人は、話し相手になってくれて たわいない会話で楽しいひと時を過ごせるというだけで ただただ嬉しく 気持ちが高揚していったのだろう。 だが、人々の目はどこまでも冷ややかだ。俯瞰的に映画で見ている私達は全ての事情を知っているから「なんてひどい」と感じる。だが、本当にそうだろうか?『前科3犯の男』『脳性麻痺の重度障害者の女』そして2人はひき逃げ犯と被害者遺族という関係でもある。この条件下で現実に本作のようなケースに遭遇したら 映画を観ている時と同じように感じるだろうか?通常の感覚から言えば 2人が愛し合っているように見えなくても それは無理のないことだと思う。 ラストまで観て『オアシス』とは何と皮肉で 辛辣で、だけど これ以上ないほどに的を射たタイトルだと思い知った。2人の時間は、社会という砂漠の中にそこだけしか無いオアシスなのだ。韓国映画恐るべし。ラスト、2人の未来に微かな希望を感じた人も多いようだ。が、私には出口の無い迷路か ループ地獄の一章にしか見えなかった。ごく身近な人はともかく、社会一般の 彼らを見る目や先入観はおそらく変わりはないから。また、いつかどこかで繰り返される。。 感動や笑いや勇気をもたらすだけが映画ではない。戒めや何かを見つめ直すトリガーにもなる、それが映画の力。それが負の感情であっても、強いインパクトをもたらすパワーの大きさでスコアリングするなら本作は5点に近い。けれども個人的に好きか嫌いかと問われると その真逆の答えになってしまうのだ。オアシスという言葉の響きがとても哀しい。

  • potunen
    potunen 4.5 2015年12月2日

    すごいもん見た。障害者を扱った映画は数あれど、これのインパクトを超えるモノはそう無いやろ。。お涙頂戴なんかじゃなくて、もっと強いものがある感じ。自分の偏見、無知も思い知らされた。

  • pikkapikkarun27
    pikkapikkarun27 4.5 2015年8月28日

    パッケージとタイトルに反して強烈だった~ 主演の二人が凄すぎる。 ほんとに脳足りんと脳性麻痺じゃないかと 思うくらいリアルだった。 最後の木のシーン、じ~んときてきてしまった~

「オアシス」に関連する作品