マイ・バック・ページ

マイ・バック・ページ

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『マイ・バック・ページ』とは

作家で評論家の川本三郎が、朝日新聞記者時代の経験を著したノンフィクション小説を映画化。1960年代後半の激動の時代を舞台に、理想に燃える記者と革命を目指す学生の出会い、理想と現実の狭間で揺れ動く姿を描いている。 監督は『天然コケッコー』で報知映画賞監督賞を受賞した山下敦弘。脚本は『色即ぜねれいしょん』、『陽だまりの彼女』なども手掛ける向井康介。 記者・沢田役に『悪人』で日本アカデミー賞主演男優賞を獲得した妻夫木聡、革命家の学生・梅山を「デスノート」シリーズでブレイクした松山ケンイチが演じる。

『マイ・バック・ページ』のあらすじ

東大安田講堂事件が起きた1969年。理想を胸に大手新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田雅巳は、激動の今と葛藤しながら、活動家たちを追いかける毎日をすごしていた。 やがて先輩記者の中平武弘とともに梅山という青年と接触する沢田。梅山は「銃を奪取し武器を揃えて4月に行動を起こす」と語る。その決起宣言に疑いを持ちつつも、不思議と親近感を抱くようになった沢田は、取材を進めるうち次第に梅山との交流を深めていくのだった。 そしてある日、自衛隊朝霞駐屯地で自衛官が殺害されたというニュースが沢田のもとに届く。それは梅山が作った組織「赤邦軍」の仕業だった……。

『マイ・バック・ページ』のスタッフ・キャスト

『マイ・バック・ページ』の感想・評価・ネタバレ

  • Sensyu

    @柏キネマ旬報シアター 原作者、川本三郎さんのトークショー付き 仕事に誠実であろうとして、過激派を信じ、一歩踏み出し、失敗、そして逮捕。退職を余儀なくされた。 全共闘の時代背景がよくわかった。 ジャーナリストのあり方、会社勤めでの個の主張のあり方、失敗との向き合い方など、考えさせられた。 何気に見た映画だったが、よかった。

  • mazda

    過激な学生運動が盛んだった60年代末が舞台、武器を奪いに自衛隊基地に乗り込もうとする左翼学生とそれを取材する新米新聞記者が起こしてしまった実際にあった事件がもとになった話。 今の時代に薄れている圧倒的な勢い、熱量、若さを恐れない自尊心に溢れたまっすぐに突き通す若者が描かれてる。 後から振り返った時に、若さ故の過ちだったって言えるのに後悔どころかあの頃はよかったって思うきもちがある。若い人のもつ勢いや、自分が直球で感じたことに無我夢中になっていた事を思い出す。それが間違いだとわかっていながらも、正直な心をもっていたはずの自分にあの頃はよかったなって気づいた瞬間、それが最後妻夫木くん演じる新聞記者が泣いた理由。 多くの人に報道するという事には、まず事実を伝えることが一番に当たり前で、同情とか共感とかしていたら示しのつかない仕事。でも現代のマスコミにあるやり方が私は正しいとは思わない、すごく難しいけど、客観視する事と、肯定否定をしない事は同じではない。 ちょっと間違えればそれこそプロパガンダじゃんって言われ兼ねない難しい立ち位置だけど、すぐ近くで物事をみて何が起きていて、彼等は何を思って、って隠さず伝えて、社会に対して強く主張する声も一緒に伝えてこそ報道陣じゃないのかと思う。 だって報道の人間が、なんかこんな事起きてます、なんかこんなこと言ってます、なんかこんな風に死にましたって、事実を伝えるってそういうことじゃないはず。それは私たちだって、なんか誰かがやってるね、なんか誰かが言ってるねなんて無関心のまま社会じゃ生きれないはずなのに。 否定を恐れて意見を言わない、否定を恐れて報道しない、そんな今の若者にも今のメディアにも圧倒的にたりてないものがこの時代にはあったんだろうなって思った。 ラスト、妻夫木くんが感じたことが全て細かに伝わってきた時の鳥肌の立ち方がすごかった。 「白か黒しかこの世にはないと思っていた」なんていい唄。白でも黒でもなく自分。

  • merc.

    世代を感じてしまったなあ。 学生運動とか、赤軍派とか、そういう言葉は苦手ではないのだけど、感情移入できない。そしてできない自分に反して、映画はどんどん進んでいく。面白いと思いたいし、すごい映画だと思いたい。でもどうしても馴染めなかったのは「世代じゃないから。」だと思う。 勉強します。

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