過去のない男

過去のない男

Mies Vailla Menneisyyttä
2002年製作 フィンランド 97分 2003年3月15日上映
rating 3.8 3.8
35 7

『過去のない男』とは

過去の記憶を失ってしまった男が、人との出会いを通して、人生を前向きに切り開いていく感動のヒューマンドラマ。 『ル・アーヴルの靴みがき』や『街のあかり』のアキ・カウリスマキ監督作品。監督は、脚本と製作も手掛けている。撮影は『ル・アーヴルの靴みがき』のティモ・サルミネン。 記憶を失った男という難しい役どころを、『浮き雲』のマルク・ペルトラが演じている。そのほか、『白い花びら』や『ル・アーヴルの靴みがき』など、多数のカウリスマキ監督作品に出演してきたカティ・オウティネンも出演している。第55回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。

『過去のない男』のあらすじ

舞台はフィンランドのヘルシンキ。列車で夜のヘルシンキにやって来た男(マルク・ペルトラ)は、1人公園で夜を明かしていた。しかし、突然暴漢に襲われ、重傷を負い、記憶も失ってしまう。自分の名前さえも思い出せず、絶望の中にいた男だが、心優しい人たちの支えで、なんとか生活できるようになっていく。そして、救世軍からの配給がある日、男は軍で働く女性イルマ(カティ・オウティネン)と運命的に出会う。徐々に惹かれ合っていく二人。男は新しい人生を切り開こうと努力していく。しかしある時、男は銀行強盗に関与してしまい、新聞に載ったことがきっかけで、男の妻を名乗る女性(アイノ・セッポ)から連絡がある。

『過去のない男』のスタッフ・キャスト

『過去のない男』の感想・評価・ネタバレ

  • Minori

    人生は前にしか進まない、というキャッチコピーに惹かれて鑑賞 今までの記憶や自分の名前すら分からなくても人生は自分次第でどうにでも始められるんだと思った一方で、記憶がなかったからこそ新たに始められのではないかという気もした

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2016年2月29日

    久しぶりにアキ・カウリスマキ監督作品を鑑賞しました。暴漢に頭を殴られ記憶を失った男が自立していくお話。今まで見た映画の中では最もコメディ色が強いように感じましたし、シュールで淡々とした絵柄がクスリとさせました。相変わらず表情筋をほとんど動かさない登場人物が言ってしまえば棒演技で淡々とセリフを読み上げています。しかし例えば、今回もその表情筋のが際立っていたカティ・ウティネンがピクリと口元をほんの一瞬だけ動かすだけで、まるで演技ではなく本当に笑っているかのように見えます。 他の方のレビューにもあるように僕もアキ・カウリスマキ作品には3か3.5をつけるようにしようと思います。本作は彼の作品の中ではコメディですし見やすい方なので3.5にしています。アキ・カウリスマキは結構お気に入りの監督です。

『過去のない男』に関連する作品