『穴』とは

堅牢な監獄から5人の服役囚が脱獄を図る一作。本作の原作は、ジョゼ・ジョヴァンニ自らの脱獄経験を元にして書いた同名小説、『Le Trou』。脱獄のためのトンネル掘りの道具、看守の動きを見張るための小道具の素朴な作りや、トンネル貫通までに様々な障害を乗り越える様が、全編につくりモノでない迫力と緊張感を醸し出しラストシーンまで観るものに息を付く間を与えない。主な出演者のジャン・ケロディ、フィリップ・ルロワ、ミシェル・コンスタンタンなどは、いずれも本作が映画初出演。ジャン・ケロディは実際の脱獄囚で、実名でそのまま出演している。ジャック・ベッケル監督の遺作でもある。

『穴』のあらすじ

パリのサンテ監獄。その中でも警備が最も厳重な獄房の一室に四人の男が長年収監されていた。彼らの行末には重罪裁判所という末路が待つばかり。ロラン(ジャン・ケロディ)、ジェオ(ミシェル・コンスタンタン)、マニュ(フィリップ・ルロワ)、「神父」のあだ名を持つボスラン(レイモンド・ムーニエ)の4人は脱獄を決意した。そんな時に、新たにガスパル(マーク・ミシェル)が獄房に収監された。4人はガスパルを仲間とすべきか迷ったものの、最後にはガスパルにも計画を打ち明け、ガスパルを含めた5人で脱獄計画を実行することとなった。市街へ抜ける下水管までのトンネルが開通し、実行準備が整った、ところが実行予定日の昼間、ガスパルが看守長から呼び出しを受ける。計画が察知されたのか?ガスパルが口を割ったのか?4人はガスパルを問い詰めるが、彼は4人とともに脱獄する決意を打ち明け、4人もそれを受け入れる。その夜の脱出時刻。監獄内に警報が鳴り響き、獄房に看守たちが雪崩れ込んできた。やはりガスパルは……?

『穴』の感想・評価・ネタバレ

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