ブラックホーク・ダウン

ブラックホーク・ダウン

Black Hawk Down
2001年製作 アメリカ 145分 2002年3月30日上映
rating 3.7 3.7
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『ブラックホーク・ダウン』とは

マーク・ボウデンによるノンフィクション小説『ブラックホーク・ダウン アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』をもとに、アメリカがソマリア内戦介入から撤収するきっかけとなった「モガディシュの戦闘」について臨場感溢れる映像で描いた戦争映画である。監督は『グラディエイター』のリドリー・スコット。出演は『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネット、『ムーラン・ルージュ』のユアン・マクレガー。第74回アカデミー賞音響賞、編集賞を受賞した。

『ブラックホーク・ダウン』のあらすじ

米ソ冷戦時代大量の武器が持ち込まれたソマリアは民族紛争が泥沼化。1993年国連平和維持軍に宣戦布告したアイディード将軍の拉致、および治安回復のためにアメリカの特殊部隊がソマリアに投入された。しかし事態は進展せず、アメリカ軍はアイディード将軍の副官2名を捕縛する極秘の奇襲作戦「アイリーン」決行を決定する。特殊部隊はヘリコプターのブラックホーク、リトルバードに分乗しアイディード派の会合が行われている民間人が暮らす地域に出撃するのだが、副官2名を捕えることに成功したものの敵の放ったRPGロケット弾によりブラックホークが墜落し、地獄の地上戦を余儀なくされるのだった。

『ブラックホーク・ダウン』のスタッフ・キャスト

『ブラックホーク・ダウン』の感想・評価・ネタバレ

  • 翔

    いやー、久しぶりに映画を観た。本当に観る時間を捻り出すことが出来ずにズルズル一ヶ月。そのリハビリに選んだ作品がこのブラックホーク・ダウン。およそリハビリには全く向いてないであろう超硬派な戦争モノ。 かの有名なプライベートライアンがリアルに寄せた戦争映画、だとするならこのブラックホークダウンは映画に寄せたリアル戦争。と言っても差し支えないのではないかと思うほどに生々しく、さらに映画的なストーリー性を削りとって描かれている。 ノンフィクションの下地を持つとはいえ、ここまで割り切ってリアルな戦争を描くことが出来るのは敬服。本当に一つの戦場を各スポットに備え付けられたカメラを通して覗いているかのよう。各小隊の役割や行軍、哨戒基地の動向、コンボイやブラックホークの進退も含めて緻密に練られている。都合良いタイミングで援軍が来ることはなく、しっかり現実的な時間がかかる。 綿密にシミュレーションしたうえで慈悲を排除して撮られた質実剛健な秀作。

  • ricky

    記録

  • mazda

    1993年実際にあった米兵とソマリア民兵の戦争を描いた映画。戦争映画めっちゃ好きな先輩のベスト3にはいる作品ということで鑑賞。 今までだって他の戦争映画を観てきたことあるはずなのになんていうか初めて戦争映画を見せられたようなきもち、今までのは戦争映画、今作は戦争。それくらい他作品と過激さに差を感じた。 これを映画として観るのであれば正直に言って全然面白くない。彼等がどんなきもちで戦っていて何を守っていて、何を誇りで何が希望でなんてそういう心情とか内にあるものがまったく描かれてないから、誰かが死んでもこの人どの人だっけって、たくさんいる軍隊の1人が死んだ以上に何も思えない。 相手が民兵じゃなくても、銃を持ってこっちを狙った瞬間に、女だろうと子供だろうと敵は敵となってしまう。ものすごく残酷なのに、それらを無神経に淡々と描いてる、可哀想とかなんて同情心でさえ、思わせないような現実をつきつける。 145分最初から最後までずっと戦争。中盤この映画どんな風に終わるのかなと思って観ていたら映画はなんとなくまとめて終わらせたけど最後まで結局戦争は終わらなかった。『死者だけが戦争の終わりを見た』という言葉がこの映画の全て。145分すごく長いって感じたきもちは本当だけど、145分なんて短さじゃこの戦争の残酷さをまとめるなんてできないってことなのかな。 もっと感情描写が観たいって思ったけどこの映画がそもそもそういうところを最初から求めていなくて、ただただ知らない私たちにその光景をつきつけていて、感情移入させないせいで、悲しいとかいう感傷的なきもちもうまれない。多くの人が戦争で犠牲になったという事実しかこの映画にはなくて、衝撃をうけたけどどんな評価をしたらいいかわからなかった。いろんな意味でなにも感じることができなかった映画。

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