ブロウ
ブロウ
Blow
2001年製作 アメリカ 123分 2001年9月15日上映
rating 3.4 3.4
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『ブロウ』のエミデブの感想・評価・ネタバレ

エミデブ
エミデブ 3 2017年3月1日

相変わらずバイト先のシェフと映画の話をよくする。いつかの会話は「ジョニー・デップが好きか」だった。今では破産寸前と噂されている彼。個人的に答えはNO ティム・バートンの世界観に救われている存在という認識だった。風変わりな役どころが似合うのはわかるが、どれもクラウス・ノミにしか見えないようなキャラクターばかりで役者としての逃げを感じていた。シェフも似たような感じだったが「ジョニー・デップはクソだけどブロウの時だけはカッケェ」と言っていた。 映画を観てなるほどと思った。実在する伝説のドラッグディーラーの半生を追う映画であったが、青年期から年寄りになるまでの過程をすべてジョニー・デップが演じる。時間の経過とともにビジュアルも変わっていき、それはスタイリストやメイクさんの技術なのだが、彼の演技からは主人公ジョージの成長を伺えた。ただ能天気に暮らしていた時代から、次第に威厳を持つようになり、最後には悟りを開いたかのような穏やかさを見せる。 物語は実話なのだが、特に焦点が当てられているのは父から子に対する思い。ジョージが父から受けた愛情、そしてそれを引き継ぎジョージが娘に送る愛情。しかし結末はあまりにも儚く悲しい。 2015年に出所したというジョージ。言ってしまえば大悪党なのだけど彼の幸福を願ってしまう。 最後に蛇足を2つ。 今日、ちょうど朝から頭の中でシンディ・ローパーの曲が流れてて朝ごはんを食べながら聴いててそのタイトルが「Money Changes Everything」なんだけどこの映画にピッタリ。お金が全てを変えてしまう。 そしてペネロペ・クルスがメチャクチャ美人。絵画みたい。