100,000年後の安全

100,000年後の安全

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『100,000年後の安全』とは

2010年パリ国際環境映画祭でグランプリを受賞するなど、数々の賞を受賞したドキュメンタリー作品。フィンランドのオルキルオトに建設されることになった、高レベル放射性廃棄物処分場に世界で初めてカメラを向け、誰にも保証できない10万年後の安全について問いかける。 監督・脚本は、都市と景観を上空から撮影した『To Damascus』ほか、数々のドキュメンタリー作品を手掛け、コンセプチュアル・アーティストとしても活動するマイケル・マドセン。 日本では、2011年3月の東京電力福島第一原発事故を受け、原発の知識を必要とする人のために公開時期を早めて上映された。

『100,000年後の安全』のあらすじ

世界各所で日々原子力発電所から多量の高レベル放射性廃棄物が排出されている。それらの廃棄物は、暫定的な集積所に蓄えられているのが現状だ。集積所は自然災害や人災、社会的変化の影響を受ける恐れがあるため、地層処分という方法が発案された。 フィンランドのオルキルオトでは、世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場「オンカロ」の建設が決定。固い岩を削ってできるその処分場は、まるで地下都市のようになっており、10万年間廃棄物が保持されるという。 廃棄物が一定量に達すると施設は永久に封鎖されるというが、その安全性を保障できるものは誰もいない……。

『100,000年後の安全』のスタッフ・キャスト

『100,000年後の安全』の感想・評価・ネタバレ

  • Yasunori Tanaka
    Yasunori Tanaka 5 2014年5月18日

    100,000年後の安全、マイケル・マドセン監督がフィンランドの高レベル核廃棄物最終処分場「オンカロ」を取材した上で、高レベル核廃棄物の最終処分ということが本当に可能なものなのか?技術的、文明的な問題点を鋭くえぐった作品。劇場で観たいと思ったのだが残念ながらかなわなかったので、Amazonで入手しました。描かれているのは無機質な地下の掘削現場だけど、そこに格納される廃棄物の手におえなさを、バックに繰り返し繰り返し流れる音楽があとに残る嫌悪感を強調しているように思いました。生理的に受け付けられないものであることを実感できる映画として、核依存病のかたも核放棄主義者の方も是非ご覧になってそれぞれの問題点を考えてみると良いと思います。 ちなみに僕は元々が脱原発・反核の思想をベースに持っていましたが、この映画を観たのちは、とにかく高レベル核廃棄物をこれ以上増やさないこと、最終処分が可能であるというのなら、日本の国のどこでどのように処理するのか、議論を始める必要がある、という考えに落ち着きました。再稼働はダメよ、これ以上、高レベル核廃棄物を増やすのはもう、選択の余地なしの暴挙であると、明言しておきます。

  • zun

    2010年公開デンマーク・フィンランド・スウェーデン・イタリア Into Eternity マイケル・マドセン脚本監督作品 [U-NEXT視聴]75分

  • 錆犬

    2014/01/11 GyaO!

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