木洩れ日の家で

木洩れ日の家で

rating 3.9 3.9
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『木洩れ日の家で』とは

ワルシャワ郊外の古い屋敷でそのほとんどを暮らす老女の晩年の日々を、全編モノクロ映像で描き出していくドラマ作品。 監督・脚本は『僕がいない場所』のドロタ・ケンジェジャフスカ、製作・撮影は同作でタッグを組んだアルトゥル・ラインハルトが務める。 主演は、撮影当時91歳のポーランド大女優であるダヌタ・シャフラルスカで、本作は彼女を主人公としてシナリオを書きあげている。息子役を『殺人に関する短いフィルム』のクシシュトフ・グロビシュが演じる。

『木洩れ日の家で』のあらすじ

91歳のアニェラは、ポーランドのワルシャワ郊外にある緑豊かな古い屋敷に、愛犬のフィラデルフィアと共に暮らしていた。戦前に両親が建てたその家で生まれ育った彼女には、一人息子のヴィトゥシュがいたが、そんな息子も結婚して家を出てたまに孫の顔を見せに来るだけ。 ここ最近のアニェラの楽しみは、生涯のほとんどを過ごしてきた家から、双眼鏡で隣人の様子を伺うこと。1つは成金の愛人が週末だけに訪れる家。もう1つは若いカップルが子ども向けの音楽クラブを開く家となっていた。正反対の生活を送る両者に対し、前者には嫌悪感を、後者には好感をもっていたアニェラ。そんなある日、嫌っている成金の使いが彼女のもとにやってくる……。

『木洩れ日の家で』のスタッフ・キャスト

『木洩れ日の家で』の感想・評価・ネタバレ

  • ゆう

    全編モノクロ撮影。本当に最初っから最後までモノクロなのって以外と珍しい。 91歳のおばあちゃんは生まれた時から住むこの家に今は愛犬のフィラデルフィアと暮らしている。 息子は年に2回訪ねて来てくれるけど嫁はいけ好かないし孫は可愛くないし懐かない。 おばあちゃんの趣味は隣人の観察。片方は自動音楽クラブを経営してる夫婦。片方は不倫してるリッチな夫婦。 フィラデルフィアとゆっくりと過ぎていく1日を、淡々と描いるから眠くなりがちだけど、息子や孫がやってきたり音楽クラブの子達が庭に入ってきたり、家を買いに来たり以外と騒がしい。 後半はあんなに可愛かった優しい息子はリッチな隣人と手を組み家を騙して売らせようとしたり悲しくなるけど魔女と呼ばれるおばあちゃんはそんなにヤワじゃなくて「このまま死ねるか!」と隣の練習場所に困ってる音楽クラブの夫婦に譲渡する決心は気持ちいい。おばあちゃんが91年間住んできた家がかたちはそのままに修復されて子供達の笑い声が響き渡りそのまま召されていくラストは感動。 可愛くない孫が欲しがってた指輪を毛嫌いしてたけど実は実の息子よりちょっとだけ自分の事を思ってくれてた嫁にあげるのも良い笑 モノクロで青空も新緑も見えはしないけど木漏れ日の影でおばあちゃんの最後を看取れてる感じで、尚且つ微笑ましくてホロっと出来てスカッと出来る素敵な映画でした。

  • senceofwonder
    senceofwonder 4 2014年3月24日

    ゆっくりと 木の葉が散るように終わる生命 白髪の老婦人はどこか、日曜の昼間の陽射しを思い起こさせる。 幸せなおとぎ話も好き。

  • 竪琴

    2012.6月に鑑賞

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