アンダーグラウンド (1995)

アンダーグラウンド (1995)

Underground
1995年製作 フランス・ドイツ・ハンガリー 171分 1996年4月20日上映
rating 4.2 4.2
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『アンダーグラウンド (1995)』とは

旧ユーゴスラヴィアの首都ベオグラードを舞台に、第二次世界大戦からユーゴ内戦までの激動の歴史を地下に潜った二人の男を中心に描く。旧ユーゴ出身の劇作家デュシャン・コヴァチェヴィッチの戯曲を、彼自身とエミール・クストリッツァ監督が共同脚色。ブラスバンド編成で演奏される民族音楽風の楽曲が強烈な印象を耳に残す。本作は第45回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞しており、クストリッツァ監督は『パパは出張中!(1985年)』に次いで二度目の受賞となる。

『アンダーグラウンド (1995)』のあらすじ

1941年4月、ナチス・ドイツ軍が進攻中のベオグラード、パルチザンであり共産党員のマルコ(ミキ・マノイロヴィッチ)は元電気工のクロ(ペタル・ポパラ)を入党させ、闇社会で徐々に伸し上がっていく。4月6日、ベオグラードはドイツ軍による本格的な空襲に遭い、都市中が焦土と化す。更にはドイツ軍による共産党員・パルチザン狩りが進み、マルコはクロを始め友人や家族をみな地下室に潜らせ、武器を密造させた。クロはドイツ将校フランツ(エルンスト・ストッツナー)の恋人ナタリア(ミリャナ・ヤコヴィッチ)を奪い、船上で結婚式を挙げる。だがフランツ率いる部隊に襲撃され、ナタリアは再びフランツの手中に。クロは捕まり拷問されるが、マルコがフランツを暗殺、クロとナタリアを奪還する。その後、マルコは祖国解放戦争を勝ち抜き、大統領の側近になる。しかし地下室の仲間たちにはナチスとの戦争はまだ続いていると嘘を並べ、武器の密造を続けさせるのだが……。

『アンダーグラウンド (1995)』のスタッフ・キャスト

『アンダーグラウンド (1995)』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2017年11月5日

    ナチスドイツからの爆撃を避け地下に潜ったユーゴスラビアの人々。彼らは第二次世界大戦終結後も地下に潜り続け……。 映画には多くのメタファーが隠れているそうですが、この辺りの歴史を知らないとほとんど気づきません。当時を現地で生き抜いた人々にとってはタマラない演出なのだと思います。しかし映画はそれらがわからずとも誰にでも楽しめる。溢れ出す音楽と踊りで騒々しく始まる映画は、個性的なキャラクターたちのよって陽気なドリフターズのようなテンションでコメディとして進行。しかしアンダーグラウンドから地上に上がれば酷い戦争が続いていました。音楽の代わりに映画に溢れるのは爆撃音ばかり。驚くほど絶望的な展開で映画は幕を降ろしたかに見えます。しかしエンディングはパーティーの続きなのです。まさにフェリーニ『8 1/2』そのもの。これを未来への希望と取るか、それとも諦めと取るのか。僕にはわかりません。 昔映画好きのセルビア人と同監督『黒猫・白猫』を鑑賞しましたが、こちらも一緒に観たかった。惜しいことをしました。

  • 錆犬

    2016/04/04 名古屋シネマテーク 再見 2011/12/05 京都みなみ会館 再見 1996 名古屋シネマテーク 大好きな映画なので何度でも見に行きます。

  • Yusuke Yamamoto
    Yusuke Yamamoto 4 2016年2月13日

    とても面白かった。 映像と組み合わさった音楽の推進力の凄さ 2016/02/06 恵比寿ガーデンシネマ

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