
『英国王のスピーチ』とは
公開後世界中から大絶賛され、アカデミー賞4部門受賞の他、ゴールデングローブ賞でも話題をさらった史実に基づく感動の歴史映画。現在のイギリス女王エリザベス2世の父で吃音障害に苦しむジョージ6世と、治療に当たっていた言語療法士との友情を中心に、彼が国王として成長していくまでの半生を描く。ジョージ6世を演じた主演のコリン・ファースはこの作品で、アカデミー賞主演男優賞、ゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞を受賞した。ジョージ6世を支えていく言語療法士を『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジェフリー・ラッシュが演じている。
『英国王のスピーチ』のあらすじ
英国王ジョージ5世の次男であるジョージ6世には苦難の過去があった。乳母による虐待のせいで言葉を発する事が出来なくなり、幼いうちから吃音障害になってしまっていたのだ。そんな息子に対し、父ジョージ5世は厳しく接し、矯正を試みるが効果はなかった。ジョージ6世は内気な性格のまま成長し、結婚後も彼を心配した妻が方々から医者や療法士を呼ぶが、吃音障害は治らなかった。しかし、最後に見つけたオーストラリア人の療法士、ライオネルによってジョージ6世の運命は大きく変わる事になる。彼は、ジョージ6世を一人の人間として接し、奇抜な方法で治療を行っていく。王家として育ってきたジョージ6世は怒り戸惑うが、徐々に彼に心を開いていった。そんな時、兄であり現国王のエドワード8世が、王室の認めない相手との愛を貫き退位してしまう。国王となってしまったジョージ6世は、自信がなく悩んでいた。そんな時、いつも傍にいてくれたのはライオネルであった。二人の友情は深いものとなっていき、ついにジョージ6世は吃音症を克服するが…...。
『英国王のスピーチ』のスタッフ・キャスト
『英国王のスピーチ』の感想・評価・ネタバレ
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ST(言語聴覚士)ローグのセラピーは、OT(作業療法士)の感覚統合とSTの言語訓練を合わせたような、今ではポピュラーにやられているスタイル。 吃音には心のケアがまず第一 自信を持たせる 失敗を過度に怖れない 言語療法はこういうスタンスでやるんだよっていうことが、ローグとジョージ6世のやり取りから滲んでた。
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予想以上に面白かった。吃音って大変なんだなと思った。
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周りから、すごくいい映画と聞いてはいたけれど、自分にとってはいい映画どまり。 コリン・ファースは、こういう役は本当に上手い。この役はコリンじゃないと成立しないでしょう。 ただ、最後のスピーチする所は、感情移入しにくかった。なんだろう。危機的状況感がもう少し出てれば良かったのになぁ。
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