アンチクライスト

アンチクライスト

Antichrist
2009年製作 デンマーク・ドイツ・フランス・スウェーデン・イタリア・ポーランド 104分 2011年2月26日上映
rating 2.8 2.8
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『アンチクライスト』とは

夫婦が性交中に子供を事故死させてしまうプロローグで幕を開けるエロティック・サイコスリラー。過激な性描写で賛否が分かれた問題作である。監督は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『奇跡の海』の鬼才ラース・フォン・トリアー。撮影は『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー撮影賞を受賞したアンソニー・ドッド・マントルが担当した。残酷な運命をたどる夫婦を演じたのはシャルロット・ゲンズブールとウィレム・デフォー。ゲンズブールは本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した。

『アンチクライスト』のあらすじ

セックスに夢中になっていた夫婦が目を離している隙に、幼い息子(トルム・アヘシェ・サルストロ)が転落死してしまう。息子の葬儀の日、妻(シャルロット・ゲンズブール)は突然昏倒して入院する。耐え難い悲嘆と自責の念にかられた妻は精神を病み、酷い悪夢にうなされていた。この恐怖から逃れられる場所は森だと妻は言う。そこを「エデン=楽園」だとも。セラピストである夫(ウィレム・デフォー)は妻を治療するため、エデンへ向かうべく山深くにある森の中の小屋へ連れて行き、治療に専念するのだが、徐々に妻の秘密が暴かれていき……。

『アンチクライスト』のスタッフ・キャスト

『アンチクライスト』の感想・評価・ネタバレ

  • えいじ
    えいじ 2 2017年3月4日

    ニンフォマニアックとメランコリア観ました。 どうしても今作だけ観る勇気が出ず、『いつか、いつか、』と思い続けていた作品ですが、“LA・LA・LAND”を観たハッピー野郎状態ならイケル!と満を持して鑑賞。 後悔が止まりません... LA・LA・LANDハッピー野郎が一蹴しました。 美しい映像をここまで恐怖(心理的)に変えられる映画はやはり凄い。 嫌いではない、でももう観ない。そしてオススメはしない。

  • mazda

    息子を失い鬱状態の妻と、そこから救いたいセラピストの夫の闇から抜け出すことのできない狂気的すぎる物語。 トリアーの映画っていい意味でも悪い意味でもいつも圧倒させられるけど衝撃をうけたトリアー作品としてはこれが一番かもしれない。すごすぎて唖然として言葉にならないな、ここまでくると本当にこの人大丈夫かなって皮肉とかじゃなくて普通に心配になる。 好きか嫌いかは別として人間の心理を100%で表現できてると思う。妻の気の狂い方は恐ろしい以外何ものでもないけどね、実際暴力をふるってしまう人間とかって自分でやったことに対してものすごく絶望的になって後悔したりするし、そういう人を肯定するわけではないけど、計画的な犯罪行為じゃないものって、本能で先走ってやったことだから、その行為に理由とか意味がそこまであったりするわけじゃない。怖いけど感覚に近いから。 息子が死ぬ前の彼女をもっと観たかった。この狂った人間性がどうやって生まれたかを知っていたらもっと感情移入できたかな。 妻も恐ろしいけど夫もどんどん前が見えなくなってる感じがして怖かった。妻を救いたかったんじゃないのって、これしか救う方法はないのかなって。『メランコリア』と同じ。どっちが狂ってるんだかわからなくなってくる。正常な人間なんていないんだと思う。 アンチクライストっていうタイトルそのままだな、宗教のことはよくわからないけど、神なんていないから人はいろんな生き方をするし、道をはずれる人もいるんだよ。あまりに暗すぎるけど人間の悪い部分を見せられて、これを他人事のようにやばいこいつなんて言えないと思う。毎朝のように淡々と流れる狂った話のニュースを聞いて感じる時のその感覚に近い。それを見て感じることしかできない自分に一番絶望的になる。 ホラーみたいな雰囲気だけどただ怖いんじゃなくて、寂しさが混じった恐怖だった。 どうすればいいなんて答えがわからない。苦しい。こういう感覚を映画にするトリアーはやっぱりすごいと思う。もう見たくないけど嫌いではなかった。トリアーらしいすごく。

  • しゅうへい
    しゅうへい 0 2015年6月7日

    意味不明。

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